SCan“風の旅”-画像0048.jpg



30分のクローズアップ現代のテレビ、思わず観入る。

若者が食事を取らずお菓子を食事とする人が多くなった。
食べることの習慣の体験が少なく、食事を知らない、と専門家は嘆く。

「食べる」ことは生きること。
食べることで命への手応えを感じる。
食べることで自分の命を信じること、信じられるようになること。
食べることで
信じられることと、
希望が生まれること。
そうすると、
自ずから愛が生まれる。
愛すること、愛されることの大切さを知ること。
そのためにも、
若者はきちんと食事をしなければならない。

傾聴ボランティアの現場実習の学びの日。
同行したデイケアでは、
食習慣をきちんとして生きてこられた人生の先輩方だ。
心身がおもうようにいかなくても、
本能的に食の大切さを感じられるだろう。
食事をする習慣を人生で学んできているのだから。

急ぎ帰る足元近くに、
はっとする感動の一瞬、
キンモクセイが緑の芝一面に散っている。

座り込んで、暫し、散り広がるキンモクセイの世界に入る。




SCan“風の旅”-画像0049.jpg



朝の日が燦々と降り注ぐ。
ちっちゃなプランター数個の菜園。
周りの土にスコップを入れ、酸素を入れるといいと言う。
その後、土をこんもり盛り上げる。

レタス数枚を収穫。
パチパチ弾けそうに新鮮。
余りにも気持よい長閑な日和りに、緑に囲まれてお茶にする。

小鳥らが青空高くさえづり続ける。
それでも、「すべて世は事もなし」という訳にもいかない。

下関と門司の間で護衛艦とタンカーが衝突、
国会中継では熱い質疑が続く、
身震いするような事件は止むことがない。

せめて、「自然との調和」で心身を整えていよう。



SCan“風の旅”-画像0047.jpg



九大歯科へ定期検診に行く。
数年前、「歯は内蔵」という本を読み、歯への意識が更に強くなった。
歯の治療、その治療の結果に起こるいろんなこと…………

予防の為の検診は私にとって必須なのだ。
故に。二ヶ月に一度は検診へ行く。
「ツルツルキュッキュッピーカピカ」の歯は、心身まで軽やかだ。

ドクター推薦の歯ブラシ「ビークイーン95」を三本買う。

新しくなった広い外来受付はちょっとした空港ロビーだ。
入って直ぐの大きく広い壁に躍動感溢れる山笠の絵が力強い。

少々、ウロウロと戸惑いながらの来院だった。


こんな時、聖書のように持ち歩く本がある。
「愛と癒しのコミュニオン」鈴木秀子著、その一編に惹かれる。
————「人は目に見えるものだけに
エネルギーを使いすぎると、
内なるものを失っていく」
目に見えるもの、耳に聞こえるものだけに頼って生きることで、
人は、「心の深みの源泉」をふさぎ、
遠ざかり、そして生きるエネルギーを失っていく。
…………瞑想をしているうちに、人が生きるエネルギーを得る
「心の深みの源泉」の存在に気付き、忙しさや競争、
闘争の中で、そこから遠ざかっていく自分や
周囲の人々の姿に気付いたのだ。
傾聴することの価値、その傾聴の対象は、
他者であり、自分であり、そして自然であり、大宇宙。
聞くことによって、実感し、
自覚するものがどれだけ価値のあるものかを、
瞑想を通じて十分に知る。
…………本当の成長とは、分裂への傾きに気付きながら、
その傾向にとらわれることなく、一致と調和をめざし、
あらゆる行動が一致の方向に向かうことである。
そのためには、無条件の領域に触れて生きる力を育てる必要がある。
コミュニオンとは、私達が本来、
持っているビーイングにおける人と人とのつながりに気付き、
心と頭と体、自分と他者、人間と自然や宇宙との調和を取り戻し、
それによって、もっと自由に、楽しく、
苦しみから解き放たれ、喜びに満ちて生きることである。————————


愛と癒しのコミュニオン
(文春新書 (047))/鈴木 秀子
¥725
Amazon.co.jp