小雨が降り、急に冷たく、寒い。
今日は小雪(しょうせつ)——小雪が降り、ゆゆ寒くなる——、なのですから。

都市高速に入り、福津へ向かう。

途中、久山ショッピングセンターへ寄ったのが運のつき、
予定変更の行動となる。

初めて寄ったダイナミックなアメリカ式ショッピングセンター。

いつの間にか、その雰囲気に飲み込まれていた。

その挙句、レジーを通過した大きなカートには、
思いもしなかった品々が選ばれていた。

まるで、ひっくり返ったオモチャ箱を通り過ぎてきたような楽しさだった。

デフレ宣言もされ、ジワリと世の中厳しいと言われながら、
購買意欲に溢れ、日本もメタポリックの人が一気に増えていく
だろうなと思いながら。
すっかり時間取ってしまい、
目的地まで行かぬまま、帰途に向かう。

一番よい選択肢で良かったんだと、互いに納得しながら。



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真っ赤のシュクラメンが風にフルフル愛らしい。

寄せ植えの鉢も各々に元気に根を張ってきたようで一安心。
花咲く春を思い、土造りを丁寧にしよう。


午前中はコーチング・ミーティング、語り合いながら気付きが嬉しい。

終わって、真っ直ぐ「養生塾」へ。
先日の「益軒史跡巡りバスツアー」で、お近づき頂いた先生が、
名詞を手に席までご挨拶に見えて下さった。
某大学名誉教授・博士でいらしたのだ。

ツアーの折りは、食事をご一緒しながら盛り上がったものだ。

社会でご活躍の方々が多く、それだけに学びも沢山頂くことに感謝である。
ここに「養生訓」の一節を紹介したい。
今朝、植木の手入れをしたばかりに重なる。
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園に草木をうへて愛する人は、朝夕心にかけて、水をそそぎ土をかひ、
肥をし、虫を去りて、よく養ひ、其さかへを悦び、衰へをうれふ。
草木は至りてかろし。
わが身は至りて重し。
豈、 わが身を愛する事、草木にもしかざるべきや。 思はざる事甚だし。
夫養生の術をしりて行なふ事、天地父母につかへて孝をなし、
次にはわが身、長生安楽のためなれば、
不急なるつとめは先ずさし置て、わかに時より、はやく此術をまなぶべし。
身を慎み生を養ふは、是
人間第一のおもくすべき事の至也。——————



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朝日が地上に降り注ぐ。
朝日が差し込む部屋は、ふんわり暖かく温室のようです。

一日読書、空想上の国、ナルニアへ誘われることになった。

作家ルイスの魅力なのだろう。
その空想の国、「ナルニア国物語」の底に潜む、
キリストの救いや、罪が生まれるいきさつ、それをあがなう勇気、
人間の中にある永遠の善と悪の戦い、
いろんな人生観や今まで読んだ本の意味が重なってくる。

童話のようであり、哲学のようでもある。

一日、夢中にさせてくれたナルニア国物語の七つの中の一冊だった。

読み終り、庭に出ると、すっかり薄暗くなって、
高速のライトの列を取り囲むように、大小の黒い雲が一時の「静」もなく変化していく。

かすかに星かと目で追うと飛行機だ。

この雄大な夕暮れ模様の空を何処へと飛ぶのだろう。
まさか、ナルニアの国へひとっとびでもないだろうに……………