ヤフーニュースで香川で騒動になっている事件を読み、
やはり、去年の夏に愛知県でも似たような騒動が
起きていたのを思い出した。
それで、この事件のことが気になった。
問題なのは、実際に存在する「芸術祭」「映画祭」などの
タイトルを持ち出して、新進気鋭の芸術家たちに
作品応募をさせて不利益を被らせていることで、
手口が同じだと思った。
全国各地で、このような実態のないイベントを告知して
応募させて、応募費用、資料、作品などを騙している
詐欺が横行しているような気がする。
FNN
香川県の古民家を利用して、8月1日から芸術祭が
開催される予定で、現代美術家の方が無償で
古民家に廃材を利用してアート作品を展示したところ、
主催者は音信不通になり連絡が取れなくなったという。
現代美術家の方が引き受けた理由は、
実際に全国的にも有名で開催されている
『瀬戸内国際芸術祭』と並べて話を持ち出して
「その関連事業である」と信頼させたうえ、
優秀な芸術家は引き抜きがある」ような
期待させるような話をしていたという。
そして、『連携』しているはずの
「香川県政策部文化芸術局文化振興課」は
その事実はないと否定している。
昔、私自身も名古屋で文化関係の仕事をしていたことがあり、よくわからない舞台制作者を名乗る人物から付けまわされたり、利用されそうになったことがあるので、なんかこういう事件があると腹立たしい思いがする。
主催者HPサイト(責任者の名前も出ている)
X
〈期間〉
— HIKE!HIKETA-東かがわ国際芸術祭-公式 (@HIKE_HIKETA) August 8, 2024
映画上映:2024年9月16日(暫定)
プレ展示:2024年10月1日〜12月31日(暫定)※期間中の土日祝日を中心にオープン
前祭:2025年4月1日〜7月30日(暫定)
本祭:2025年8月1日〜8月31日
後祭:2025年9月1日〜12月31日(暫定)※期間中の土日祝日を中心にオープン
愛知県
偽の映画祭(ちょうど1年前の2024年8月23日頃から問題になっていた)
名古屋国際映画祭開催をかたった巧妙な“偽サイト”…劇場が注意喚起
メーテレ 2024年8月23日
昨年、
私SNSにも、この偽サイト情報が入ってきたことがあり、
「騙されないでください」と注意喚起がまわってきた。
その時は、何が偽なのかがよくわからなかったけれども
今、騙された人がいたのを知った。
連絡先とされている映画館『シネマスコーレ』は実在する映画館のため、そちらに複数の問い合わせがあったという。
ところが、支配人は把握しておらず、
勝手に、シネマスコーレで行われた舞台挨拶の
写真などが、あたかも自分たちの映画祭に来ていた
ゲストのように使われた偽サイトが作成されていた。
偽サイトと気づかなかった被害者は
エントリー料金の割引メールが届いたので
映画祭について調べたところ、偽サイトにたどりつき、それが本物と信じてしまったという。
エントリー料3000円を支払ったという被害。
全国にそのような偽サイトが存在し、
1件の申込金額は少額でも、世界的な映画祭を語れば、
各国から少額費用が集まるような仕組みがあるそうで、
偽サイトに応募しないように呼びかけられていた。
ネットですぐに情報が広まる時代なので、
「国際」という文字を入れることによって、
国内外に、本物のような偽の国際映画祭や
芸術祭やコンサートを語って、作品応募をしたり、
現実的には存在しない芸術祭やコンサートを装って
チケット代金を払わせる仕組みがあるのかもしれない。
直前になり主催者を名乗る人物が姿を消して
連絡がつかなくなり、サイトだけが残っている
というのがある。
なかなか、本物と偽物を見分けることも難しく
物騒なので気をつけなければいけない。
おまけのニュース
音楽ライブの偽配信サイトが60件確認された
カード情報を盗み取る目的という