舘ひろし 免許がない!
映画スターが免許取得を目指して
合宿自動車教習所で奮闘するコメディー!
昔、原付バイクで駅まで行き、電車通勤していた
時代があった。いつも通りの時刻に出勤して
正面が赤信号だったので、減速していた時に
後ろから走ってきた軽自動車がぶつかってきて
はねられた。
原付から身体が離れて勢いよくゴムまりのように
身体がコロコロと回転して坂道を転がって行った。
ちょうど事故現場が消防署の目の前だったので、
救急隊の人達が飛び出してきて「だいじょうぶか?」
と声をかけてくれたんだけれども、、、
事故現場から転がって行きついた先が、偶然、
外科病院の入口だったので、救急隊の人は
「自分で立てる?大丈夫なら自分で歩いて
病院に入ってね」と言うと退散してしまい、
起き上がってトボトボ歩こうとしたところに、
たった一人、救急隊の人が残っていた。
「おい、おまえ、だいじょうぶか?」
その場で、心配して残ってくれた優しい
救急隊のお兄さんは
なんと!!いとこのお兄ちゃんだった!!!
ありがたい!と思う反面で
恥ずかしいところを見られてしまった!!
「ホント、もう大丈夫だから!!!」
と、大丈夫じゃないのに必死で、
なんでもなかったような態度でごまかした。
そして、
「仕事先に事故に遭ったことを言わないと!
遅刻して迷惑かけちゃう!!!」と気が動転して
仕事に向かうつもりでいた。
「おまえは、車にはねられて事故に遭ったんだから
会社なんか行っとる場合じゃないぞ!!」
と怒られて、付き添ってくれた。
その後が大変で、、
両親からは色々と言われるし、保険屋さんは来るし、
また病院で検査やら、警察で調書作成のために
何度も足を運んだりと、、
事故直後は、身体が驚いていたのか痛くなかったのが
数日後から息をするのもしんどいほどの痛みに襲われて
骨折はなかったものの、打撲が酷かった。
私をはねた人は、車の免許を取って1日目の女性で
「少し前に離婚したんですが、そんな理由で、
仕事をするのに車の免許が必要になりまして、
今日から車の運転を始めたんですけどね」
と言われた。
よほど、運転に向いていないんじゃないかと思い
「二度と車に乗らないでもらえますか?」と
話した覚えがある。