えいしゅう博士さんの地震解説
読売新聞
南日本新聞社
6月21日からトカラ列島では、
ほんの数日の間に330回を超える
群発地震が発生している。
なぜ、たくさんの地震が発生するかといえば、
悪石島と小宝島のあいだに断層があり、
それがずれ動くことがあるために
地震が発生するとみられているそうだ。
トカラ列島は沖縄トラフのなかに位置している
沖縄亜トラフ 深さ2000m 琉球海溝 深さ7000m
「海溝」と「トラフ」の違いについて
海底6000m以上の深い溝を「海溝」といい
海底6000m以下の浅い溝を「トラフ」としている。
なぜ、断層が存在するのか?といえば、
地震が発生する地域の環境は、
深さ7000mの琉球海溝(東)と
深さ約2000mの沖縄トラフ(西)が
鹿児島、トカラ列島、奄美大島、
沖縄本島を挟んでいる。
フィリピン海プレートがユーラシアプレートに沈み込み
その交差している場所が琉球海溝といい、
ユーラシアプレート内の溝が沖縄トラフというが、
その時に、プレートが引き裂かれて断層ができた。
沖縄トラフは、フィリピン海プレートが沈み込む間に
ユーラシアプレートが引き延ばされて生まれた。
その引き延ばされてプレートが変形する現象を
リフティングという。
今現在も、沖縄トラフの断層がズレ動いて
トカラ列島で群発地震が発生していると
考えられている。
断層を動かす原動力は何かといえば、、
①沈み込むフィリピン海プレートが
トカラ列島の断層を刺激している
②マグマが断層を刺激する
トカラ列島には口永良部島、諏訪之瀬島、
悪石島、小宝島など複数の火山島が並ぶ。
断層の地下にマグマが作られており
それが断層を刺激して群発地震が
発生している可能性があるそうで、
火山性地震の可能性があるのかな、、、
と思いながら動画を見ていた。