今日、レッスンにきてくれた小5の生徒さんは
なんとか頑張って通って下さっているけれども、
数か月前まで、ピアノ椅子に座ると同時に
レッスンが終わるまで大泣きする状況が続き、
「ピアノ、やめたい、、」と限界だった。
ピアノに来る直前、いつも体調が悪いので
「休みたい、やめたい」と行きたがらず、
「やっぱり、今日も休みます」という
欠席連絡が続いてきた。
お母さんとも「無理に通わせないで様子をみましょう」
と話し合いをしてきて、今も細々通って下さっている。
FNN
去年、生徒さんの体調がすぐれないのが続いて、
内科を受診なさったところ、『起立性調節障害』
という診断を受けたという。
医師からは、「ストレスが良くないので、お子さんに
負担がかからないように過ごして下さい」と
言われたそうで、それ以来、お母さんも気を使って
お子さんのペースに合わせながら、無理のない範囲で
スケジュールを組んで、習い事にも通って下さっていた。
最近、ヤフーニュースに、『起立性調節障害』は、
『心の病』ではなく、『猫背』が原因で身体の歪みから
起きるもので、その歪みが矯正されれば治るという
内容のことが書かれてあった。
また、お子さん自身が軽いストレッチをすることで、
それを改善させることができるものだった。
今日、生徒さんとレッスンを始める前に、
「起立性調節障害という病気は、心が弱いのではなく、
身体の骨の歪みから起きるらしいよ。
レッスンに入る前に、少しストレッチをして
一緒に首と背中を伸ばそうか!」
と、生徒さんと一緒にタオルを手にストレッチをした。
お子さんも、心が弱いと心の病気と思われるのは
抵抗があるようだった。
それよりも、「身体の歪みから起きていることで、
それが治れば元気になれるし、背がグーンと
伸びるかもしれないよ」と話すと、
うん、と頷いて楽しそうにストレッチをしていた。
「ゲームをしすぎて首が疲れちゃったな~と
思った時は、首や背中を伸ばすストレッチを
してみようね」と話しておいた。
1. 首のアーチを作る運動:首の後ろにタオルを当ててゆっくりと引っ張る。首のそりを作るように斜め上を見ながらじっくり行う。
2. 巻き肩を改善する運動:両手を上げてから肩甲骨を引き寄せ、上下に動かす。10回行い、上を見ながら舌を突き出すとより効果的。
3. 柔軟性を高める運動:両手でタオルを引っ張りながら、肘を曲げないようにタオルを後ろに回し、足の下を通して1周する。これも10回行う。