東海テレビ

 

 

JR東海のリニア新幹線のトンネル工事

岐阜県可児市↔名古屋駅区間の地下を通る区間のうちの

春日井市坂下↔勝川区間は約10.1km、2025年6月~

名古屋駅↔春日井市手前迄約7.6km、2025年冬~

合計17.6kmの工事が始まる。工期は2028年度末まで。

 

東海  名古屋市の工事7.1km

 

 2025.3.29 中日 春日井市の工事10.1km

 

<春日井市の歴史>

春日井市は500万年前は湖だった地域だそうで、

そこに火山灰が堆積して粘土層、亜炭層、火山層など

地層ができて濃尾平野になったということらしい。

 

生まれた時から春日井市民だけれども、

小学4年社会科で白地図を使った授業があり、

春日井市の特産物のぶどうや桃の話は聞いた。

ところが、

亜炭の採掘のことは、先生の口から聞いたことは

一度もなかった。

 

なぜ、特産物がぶどうや桃だったのかといえば

亜炭鉱が深く関係しているからだけれども、、

だから、今は特産物がサボテンに変更された。

 

ただ、サボテン農家は1~2軒しかないので、

今でも、本当はぶどうや桃の栽培農家の方が多い。

 

  ヒマワリ      ヒマワリ      ヒマワリ

 

<亜炭鉱とリニア中央新幹線工事の関わり>

 

亜炭鉱は、中部大学の駐車場に亜炭鉱入口があり、

今、東山町潮見坂平和公園の墓地のある場所は、

明治~昭和43年頃まで亜炭鉱掘削現場の基地で

トロッコなどで運搬作業などが行われていた。

 

太平洋戦争までは決められたルートで

高蔵寺町、松本町、大泉寺町、出川町、東山町で

掘り進められたのを、戦争が始まり物資不足で、

指定されていない地域も手あたり次第に採掘した話を

聞いたことがあるので、上記以外の町まで亜炭の

掘削範囲が広がっていた可能性がある。


亜炭の採掘の深さは地表から50m以内で、

明治時代~令和の今日に至る100年以上にわたり、

空洞の地下に土柱が立っているだけの状態で

放置されているので、時々、土柱が崩れて

道路などが陥没する地域がある。

今後も工事の振動などによって陥没する恐れがある。

 

岐阜多治見方面から春日井市は坂下から出川や神領の

住宅街の地下を抜けてJR中央線に沿って勝川に向かい

掘り進めるルートだそうで、その亜炭の採掘していた

地域にトンネルを掘り進めることになる。

 

亜炭採掘跡より少し離れたところでトンネル工事を

しても、工事の振動の影響で陥没したりしなければ

良いなと思う。

 

春日井市大泉寺町、出川周辺は、明治から大々的に

亜炭鉱の掘削が行われていたので区画整理なども

されずに、長い間、古い道路が使われてきたのが、

リニア工事後から、155号線のルート変更工事も

予定されているけれども、、、

 

亜炭鉱が掘られてきた地域で、未だに地下が空洞で

土柱だけで立っているような田舎町なので、

近代的に生まれ変わることができるんだろうか?

 

ただでさえ地盤が弱いのに、、

愛知県て地震が少ない地域ではあるけれども、、

南海トラフの震度6以上の地震のことが言われていて

トンネルの掘削工事を進めるそうで、大地震が

起きないのを祈るだけ。

 

住みやすい町に生まれ変わって欲しいのと

工事で、あちこち車で走りにくくなるのが

困るのとで複雑な思いがする。

 

 

強度探訪 春日井の地質

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