家庭に給水する給水管の「鉛管」を、
国は2004年全廃目標に掲げていたが、
2023年3月時点でも203万件残っていることが
判明したと報じられた。
読売新聞
鉛中毒の人の話
読売のニュース記事の図に47都道府県で
今もまだ鉛管の残る地域の分布図が出ていて
石川県、香川県は多く残っているのがわかる。
完全に撤廃されている県はない。
長年にわたり溶けだした鉛による健康被害で、
吐き気や下血で入院し、痺れや麻痺症状があり
車椅子生活を送る人もいるという。
2010年8月29日私ブログ記事
上の、読売記事は給水管の「鉛管」についてのもので、
それだけでなく、、、
私が2010年にブログ記事にしたものは、
1970年代~1997年頃まで、水道管にさび止め剤の
MDA(エポキシ樹脂塗料)という発がん性のある
塗料を使用してきたという内容のもの。
いずれにしても給水管、水道管に
有毒なものが使われてきたために、
人体に何らかの影響を及ぼす可能性がある
ということが、今頃になり報じられても遅すぎる。
去年、うちの家族が市民病院に入院した時に
すごく驚いたのが、入院患者さんの世代が
若いことだった。
10代ぐらいから重い病気を抱えているのか、、
本当に驚くほど患者さんが多かった。
今、若い人達のほうが健康に問題のある人が
多いような気がする。
その原因を考えてみると、戦後、高度経済成長期に
工場から廃水されて汚染された水や、有毒な材料など
便利だけれども、多く販売されて使われてきたツケが
私たち世代よりも、その後に生まれた若い人達に
大きな影響が出ているのではないのかなと心配になる。
また、私たち世代でも身体の不調の原因が
更年期や不定愁訴と言われているものの中に、
長年、蓄積された有害な化学物質の影響を
受けているのではないかなと思うことがある。