Never Gonna Let You Go
これほど多く転調を繰り返す曲にはじめて出会った
セルジオ・メンデス&リーザ・ミラー
セルジオ・メンデスのNever Gonna Let You Go
音楽を聴くと、そこまで複雑に作曲されている事に
気づかないけれど、スコアを調べてみると
複雑な動きをする作品でおもしろいし、勉強になる。
イントロ 嬰へ短調
①ト短調(8)-ト長調(8)-ヘ長調(6)-嬰ハ短調(6)
サビ
へ短調(6)-ヘ長調へ(2は接続)-嬰へ短調(8)
②ト短調(8)-ト長調(8)-ヘ長調(6)-嬰ハ短調(6)
サビ
へ短調(6)-ヘ長調へ(2は接続)ー嬰へ短調(8小節
間奏 嬰ニ短調
ハ短調(5)接続
④サビ2
ホ短調(7)-変ロ短調(23)
1つのフレーズが最長でも8小節で転調する。
短調から長調に転調することもあれば、
接続的に行われる場合もあり、、
美しいバラードだけども、机上の音楽のように
理論的に計算されている作品だと感じた。
サビ部分のヘ短調→ヘ長調に転調させる
フレーズの使い方が素敵だな〜と
もし、作曲機会でもあったら取り入れたい、
参考にしたくなる手法と思った。
作詞 Cynthia Weil (シンシア・ワイル)
作曲 Barry Mann(バリー・マン)
この作品は妻が作詞を担当し、夫が作曲を担当
夫婦で作詞作曲された曲。もともとは
Earth, Wind & Fireに提供予定だったのが
アルバムに入れられることがなかったという。
1982年ディオンヌ・ワーウィックのアルバム
『フレンズ・イン・ラブ』で歌われた後から
何人もの歌手に歌われることになり、ブラジルの
セルジオ・メンデスとリーザ・ミラーが歌った作品が
最も知られている。
作詞 Cynthia Weil (シンシア・ワイル)
作曲 Barry Mann(バリーマン)
ジェイムス・イングラムの "Just Once"という
有名な曲があるけれど、これも夫妻の作品だった。
これは、クインシー・ジョーンズが書いたと
思い込んでいたのが違っていた。
Just Onceも始まりはC調なのに、
途中から急に何度も転調する曲だったけれども
夫妻の作詞作曲バラード作品だった
ハ長調-変イ長調-ロ長調-ニ長調
Just Once
ジェイムス・イングラム