80年後: アンネ・フランクの妹が沈黙を破る 2025.1.28

 

 

NHK

 

 

 

戦争は人を狂わせる。

2025年1月28日、アウシュビッツ収容所解放から

80年が経ったという。

 

「80年後: アンネ・フランクの妹が沈黙を破る」

この動画のタイトルを見た時に、、

アンネ・フランクに妹なんていたっけ?と思い、

動画を見始めたら、その意味が理解できた。

 

エヴァさんは、戦後にオットー氏と再婚した女性の娘であり、アンネよりも1か月早い生まれなので、アンネの姉になると思う。

 

ただ、その大量殺戮の現実がなければ、

エヴァさんが姉になるようなことは

起きなかっただろう。

 

アンネ・フランクはドイツに生まれた後に、

父親オットーと共に家族でアムステルダムへ引っ越す。

アパート近くの公園で、同い年のエヴァという

気の合う友達と出会って仲良くなった。

 

ユダヤ人迫害が始まると、共に隠れ家生活を送り、

見つかるとアウシュビッツ収容所に送られたが

アンネと姉のマルゴットはチフスにかかり

ベルゲン・ベルゼンで絶命した。

 

アンネの父親は8人の隠れ家生活者のうちの

唯一の生き残りとなりアムステルダムに帰還した。

 

また、アンネの友達のエヴァさんは母親と共に

アムステルダムに帰還することができたが

父と兄を失くした。

 

それぞれに大量殺戮によって家族を亡くした。

アンネの父オットーと、

アンネの友人エヴァさんと母親は

戦後、アンネの日記制作にあたり交流が続いて、

恋愛感情が生まれ再婚したために、エヴァさんは

オットーの継子となり、アンネ・フランクとは

血縁はないものの姉妹関係となった。

 

 

 

動画に、誰がフランク一家の隠れ家を密告したのか

という場面が出てきて、その電話の主は女性だった

と紹介されていてた。

 

アメリカ連邦捜査局によって

アーノルト・ファン・デン・ベルフと言う人物では

ないかとCNNで記事にあり、1950年に亡くなった

ことが出ていた。

 

 

 

ヒマワリ        ヒマワリ        ヒマワリ

 

 

高校時代に「アンネの日記」を読んだ記憶があり、

ホロコーストという言葉を知ったと思う。

 

なぜ、人種が違うだけで迫害されなければ

ならないのかと、その時、思った。

 

成人してからのことだけれども、

韓国籍の帰化しなかった人と友達になった時に

「ずっと韓国籍であるために、様々な差別を

 受けてきたけど、日本国籍は持ちたくない。

 それが、自分のプライドだから」

 

どんな差別を受けてきたのか?と尋ねたら、

「僕は、当然大学に進学するつもりがあったので

 進学校に通い始めたけど、担任に呼び出されて

 おまえは韓国籍だから進学は難しいぞ、諦めろ」

と言われたそうで、その後の就職活動にしてみても

「韓国籍」が引っかかって、なかなか思うように

就職活動も進まなかったので、受け入れられる企業も

日本国籍の仲間とは違うのを、肌で感じたという。

 

ストレスから、膠原病のような病気を発症し

その後、鬱を抱えてからは病院に通っていると

話していた。

 

時々、彼は死にたくなると電話をかけてきては、

その後、行方不明になるので、皆で必死に探すと

自殺しそうだったので、病院に入院したと、、

自分から病院にかけこむというのが何度もあった。

 

日本の社会環境が様々なストレスを与えてしまい

情緒が安定せずに、彼自身を追い込んでしまって

自分の存在意義って何なんだろう?と思えて、

ふと消えてしまいたくなるようだった。

 

友人は何も悪くないのに、ただ戸籍が違うだけで

色々と諦めて、あまり選択肢のない暮らしを

強いられていた。

 

私の住む市内にも、やっぱり朝鮮人町と言われる

地域はあって、幼少の頃からそこは危ないから

遊びに行ってはいけないと教えられてきたし、

大人になって、その意味を知ってみれば、

身近に大人たちが、子供に人種の違う人達とは

仲良くなってはいけないようなことを

教え込むような教育はあった。

 

ヒマワリ         ヒマワリ       ヒマワリ

 

中学時代も同級生の男子が卒業間近になり、

「俺、みんなと戸籍が違うんだ、

 自分が、みんなに虐められたくない、

 本当は、クラスのみんなことがすごく怖い。

 

 だから、差別されて虐められる前に、

 みんなを怖がらせていたんだ、、、

 でも、このことは黙っていてくれないか

 

何故か、クラスのいじめっ子が

私に大泣きして告白してきたことがあり、

「わかった。黙っててあげる」

と、会話した記憶がある。

 

けれども、

なぜ、隠さなくちゃいけないんだろう?

肩身の狭い生き方を強いられているんだろう?

と感じた。


今でも世界中のどこにでも、身近に人種差別はあって、

知らず知らずに差別をして人を傷つけている。

 

なぜ、

同じ人種でなければ受け入れたくないのか?

 

アウシュビッツ収容所解放から80年を

どこか遠い国で起きた殺戮とは思わずに、

身近な差別問題に目を向けて取り組まないと

多分、永遠に解消することが難しい。

 

 

 

 

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