えいしゅう博士さんの異常震域についての解説 5分51秒~
20日午前3時36分に、駿河湾南方沖で
マグニチュード5.0の地震が発生した。
ところが、震源に近い静岡は震度0で
揺れを観測せず、神奈川・東京・千葉や
遠く離れた宮城県、福島県、茨城県、
栃木県でも震度2が観測された。
震源地から遠く離れた場所のほうが
大きな地震が観測されることを
「異常震域」という。
なぜ、異常震域は起きるのかというと、、、
静岡は、地震波がマントルを通過するために
それが柔らかなクッションのような役割を果たして
地震のエネルギーを吸収されて地震が小さくなる。
一方、東京は太平洋プレートを波動が伝わる。
太平洋プレートは硬いために地震のエネルギーが
減少しづらいため揺れが大きくなる。
マントルを通るか通らないかで地震の震度の
大きさに違いが出る。
揺れが大きくなるのは、マントルがなく
深い場所に潜り込む太平洋プレートを
地震波が伝わりやすくなるため遠い地域で
長く揺れが続く、という現象を異常震域という。