この記事は、ご主人が定年して退職金が入り、
いよいよ夫婦でのんびり旅行でも行こうかと思ったら
奥さんが「パリに留学して学び直します」と話して、
ご主人やお子さんが驚いたという内容で、奥さんは
コツコツと貯蓄を続けて留学準備をしていた。
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私は子育て経験がないので、常にピアノを学び続けて
日進月歩の技術のスキルアップを図ってきたので、
主婦、母親としての役割に、いったんケジメをつける
という考え方を持ったことがないけれども、
幼少から今までの行動にブレがなく、常に、
音楽で自分が何をできるかの模索を続けている。
だから、女性が生涯に渡って好奇心旺盛に
学び続けることは驚くことではなくて、
当たり前のことだ。
大人の生徒さんで、小中学生のお子さんを育てながら
ピアノレッスンを続けて下さる方に話すのは、、
「お子さん達は、あっという間に大人になるので、
ご自身が夢中になれる何かを見つけてくださいね」
別に、ピアノレッスンにかぎった話ではなくて、
自分のやりたいことを見失わないで欲しいと
願いをこめて話すけれども・・・
なかなか子供から目を離すことは難しい時期なので、
そういう時期に話しても、私の言葉は響かない。
本当に、60代なんてあっという間に訪れる。
いつの間にか家族はそれぞれの生活を始めていて、
母親だけ取り残されたような空間に置かれて
戸惑っていて、いつまでも子離れができずに
老いていく過程での健康不安はつきまとい、
空の素症候群に陥ってしまって手がつかず
自分のことが何も見えなくなり、
不安にとりつかれると
先のことが見出せなくなる女性が多い。
年賀状も、毎年、お子さんの写真を載せて
お子さんの成長を伝えてきたのがなくなると、
書くことがなくなり、ただの挨拶状が届くようになる。
そういう年賀状を戴く度に思っていたことがある。
お会いしたことのないお子さんの近況を知る
意味がいったい何なのかわからないけれども、、、
何故、彼女自身の近況を知らせてくれないのか?と。。
自分の生き方を忘れているからなのかなと、
思うことがあった。
50歳を過ぎると体調変化や夫婦のどちらかが
重病になり闘病生活が始まるのはあることで
夫婦で一緒に遊びに行こうと思った時には、
どちらかが欠けていることもある。
自分の生き方をしっかり持っていないと、
60歳を過ぎてから、家族の世話で消耗して
人生の楽しみ方がわからなくなる女性が多いので、
子育てしていても、夫や子供と自分の人生は違うと
割りきった考え方は大事ではないかなと思う。