モーツァルトとベートーヴェンの即興部分の作曲手法についての考察

締めくくりに、モーツァルトピアノソナタK.333演奏

FULL SHOW On How Mozart Became A Bad Composer Or Return Of The Wizar

 

 

グールドといえば、聴衆の前でピアノリサイタルをするのを好まず映像を好んだという話があり、バッハ研究に熱心なピアニストとして知られている。

 

この動画は、モーツァルト作品の解釈について語るもので、最後のほうでモーツァルトとベートーヴェンの即興演奏の創作についての違いを説明していた。

 

グールドは、「ベートーヴェンは即興のフリをしていた」という話し方をしていたけれども、私もピアノソナタ作品に触れるとそれを感じていたので、やっぱり

そうだったのだなと納得できた。

 

モーツァルトのように機知に富んだユーモアや滑稽から得るような軽快なワクワク感とは違って、ベートーヴェンの場合は同じ繰り返しの大波小波の波動から訪れる、どちらかといえばサスペンス的な憎悪の予感のようなものを感じるし、ベートーヴェン作品は整然としている。

 

モーツァルトとベートーヴェンの音楽性の違いは、

コメディ映画とサスペンスドラマの違いのような

ものかなと感じていたので、それをGouldが

理論的に解釈して説明していて勉強になった。

 

GouldのピアノソナタK.333、随分前に練習したことが

あったけれども懐かしくなり、また弾きたくなった。

 

 

 

 

 

 

(ヘンレ版は為替で価格が変動することがあります)

 

Pt.1

Pt.2

Pt.3 モーツァルト ピアノソナタK.333