名古屋市中区で深夜までスマホゲームをしていたことを
父親に注意され、父親に暴行を加えて殺害しようとした殺人未遂の疑いで、17歳男子高校生が逮捕された。
東海テレビ
救いは、父に暴行を加えた男子高校生が
自ら警察に通報したことと、
父親が大けがで済んだ事だった。
父親は、どんな大けがをしても、
きっと将来のあるご子息をかばって
何も言わなかったのかなと思ったし、
ご子息自身が通報できたことに、
事の重大さに気づけて良かった。
親がどれほど注意しても、子供に逆恨みされるだけで
親が我が子に殴り殺されそうになるのは悲しい。
子供に対して物事の善悪や限度をわきまえることを
しつけることができる期間て限られていて、
「3つ子の魂百まで」というけど、4歳頃までが勝負で、
たぶん、10歳前後までに教えておかないと、
小学生高学年を過ぎてから口うるさく厳しく叱っても、
すでに人格ができあがってしまっていて、
大人の忠告を聞く耳を持たない状況ではないかなと
思うことがある。
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私も、幼少のお子さん達に関わって感じるのは、
やっぱり、小学生中学年の10歳前後になると
ご家庭の育て方がしっかり反映されている。
生徒さんに同じような話し方でレッスン指導しても、
全く違った反応が返ってくることがあって、
こちらの話を素直に受け入れて弾く子もあれば、
反発して、ピアノを弾くことを拒否する子もいる。
それは、ご家族のお子さんへの接し方や
お子さんの社会性、対人関係と関係していて、
人の話を聞く耳を持つか、持たないかは、
10歳頃には性格ができあがっているので
それに合わせて指導するしかないのを
割りきっているところがある。
お子さんのゲーム依存が治らず困っているという
ご家庭は増えているけれども、、
生後間もない頃から、子供が騒がないようにと
携帯電話のゲーム機能を与えて子守をしていたり、
身近に電子玩具に育てられる環境があるので、
なかなか、それを排除することが難しいし、
長年に渡りそうやって育てられてきた子供たちが、
今さらゲームのやりすぎを注意されても理解できず、
結局、親がしっぺ返しされる事になるのかもしれない。
ものすごい勢いで世の中が変化していて
今、世代間のコミュニケーションの取り方も
急激に変化している時代で、たとえ親子であっても
言葉や感情の疎通が難しくなっているのかなと思うし、
これから、こういった事件が増えるのを心配する。
