今、幼少の子は、スマホ依存に限らず、
YOUTUBEやゲーム機だったり、タブレットなど
何かに依存するお子さんがすごく増えていて、
遊びで熱中している間は無言で声を発しないし
数年前の子供達と比べても、随分と様子が違うし
楽しいや喜びを感じる感覚も変化していると思う。
FNNプライムオンライン
これまでピアノを教えていても、保育園児や
小学校低学年ぐらいでは、急に機嫌が悪くなったり
感情のコントロールができないお子さんはいたけれども
中学年、高学年になってくると落ち着く子が多かった。
ところが、今は小学校中学年のお子さんでも、
自分の思う通りにならないことがあると、
癇癪だったり、ずっと機嫌の悪い状態が続いて
ため息をついたり、泣き通しだったり、
辛抱ができなかったり、気分のムラが激しかったりと
感情のコントロールがうまくいかないらしい。
どうすると機嫌が良いのかといえば、、、
たぶん、自分のやりたいことが満たされている時で、
それがスマホやゲーム機などで遊んでいる時だけは、
強い満足感が得られるんだろうと思う。
ピアノ室でレッスンになると、鍵盤を見た瞬間に
沈み込んでしまう状況で、レッスンにならない。
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もっと大きな問題は、覚えた事を忘れるのが早いこと。
生徒さん自身も、ご自身の忘れっぽさに驚いていて、
一生懸命に覚えたはずの曲も、1か月も経てば
今、練習している曲も、過去に弾けた曲も
何もかも蓄積されずに、きれいさっぱり忘れていて
もったいないなと思うことが、よくある。
生徒さんは、毎回、新しいことを学ぶような
顔をしてくれるので、同じ事ばかり繰り返しても
満足しているけど、これでいいのかな?と心配になる。
私の子供時代は、55年ほど昔のことで
今とは遊び方が違っていたし、遊び道具が
溢れていなかったので、石蹴りや缶蹴り、手打ち野球と
知恵を使って声をかけあって遊んでいたけれども、、
今のお子さん達は、機械にスイッチを入れれば
何もしなくても、ただジッと黙って
指先を動かすだけで夢中になって遊べる。
だから、今のお子さんたちは、幼少のうちから
自分から動くことを面倒くさいと考えるようになる。
今の生徒さんとジェネレーションギャップが
ありすぎて、こちらから何か伝えようと
声をかけても反応が返ってこないし、
小さなお子さんの心には響かないのを痛感する。
今、お子さん達と年齢が開きすぎたのかなと
年齢的な限界を感じるようになった。
スマホなどゲームに依存して言葉を発せず
あまり他のことに興味を持たないお子さん達が
成長すると、将来、どんな大人になるのかなと思う。

