4月26日死去の桂由美さんが、亡くなられる4日前に
『徹子の部屋』を収録したのが5月3日に放送される
そうで、見ようと思う。
94歳で、そこまできちんと仕事をなさっていたことが
衝撃的だったし、お洒落な姿を魅せ続けて下さった。
桂由美さんオフィシャルamebablog
私の母が洋裁をしていたので、母は流行に敏感で
デザイナーが発表したりモデルの着る衣装などを
洋裁ブックなどを見てチェックしていたし、また、
デザイナーさんやモデルさんがテレビ出演していると
観て話を聞くことに熱心で、洋服だけでなくて
一流の人の生きざまを知って、考え方なども
参考にしていたようだった。
桂由美さんというと、スーツやワンピースよりは
ブライダルのウエディングドレスなどのほうが
話題になってきた印象はあるけれども、私が
20代の頃は、ど派手な結婚式が主流だったので、
ドレスを購入してまで着る人は少なかったものの、
結婚式場で「桂由美デザインのレンタルドレス」
と聞くだけで、心トキメク女性は多かったと思う。
1980年代は、ダイアナ妃の結婚が後押しをして
ゴージャスで華やかなウエディングドレスや
ブライダルブーケが流行っていた記憶があるし
桂由美さんはその先駆者だった。
94歳の亡くなられるまで気丈に仕事をなさって、
いつも華やかで美しい姿を見せて下さり、
「何歳になっても女性はお洒落を楽しむものよ」
とおっしゃっているように感じる。
老いると配色センスが地味になりがちだけれども、
老いていくほど、鮮やかで美しい色を冒険して
ファッションを楽しむ心を持つこと、
感性まで朽ちてしまっては人生が面白くないよと、
そんなことを教えて下さった気がして見習いたい。
