楽譜の話だけども、、
小節と小節の間にある小節線てものすごく重要で
すごくこだわっているところがあり、、、
そこが繊細かもしれないと思うことがある。
小節線て、拍子の区切りといえばそれまでだけど
音と音を跨ぐ時に生まれる空白の時間があって、
そこに音がなくても、感情やドラマは繋がっていて
四次元の世界があるんだよな~と、いつも思う。
だから、ブチブチと音を切らないように、
いかに美しく奏でられるかを真剣に考えて作り込む。
そこを無視して、小節線を踏み倒す人の音楽を聴くと
なんで無視するんだ?と、ブツブツ文句言いたくなる。
小節線てハードルと違うんだから、意味あるし、、
バッタバッタ倒して飛べばいいってもんじゃないよ、
そんな雑なことしんといて~、、みたいな
小節線で拍子が変わったり、曲が移調したり
曲の展開がガラリと劇的に変わる瞬間もあったりと、
いろんな感情が入り乱れたりするタイミングでも
ある場所で、それは芝居を演じる役者の心の動き、
感情表現とも似たところがあるかもしれない。
ふと悲しい、せつない、寂しい気持ちに変化したり、
激しい感情やら、様々な感情が湧いてくる瞬間、
それをどうやって音に表現したらいいのかなと
考えるのが楽しいところでもあるけど、、
その音楽作品を創作した作者の心のヒダを感じ取って
自分でも、その感情を共有して味わうことができると、
作者と自分が一体化できたような感情が沸いたりして
ああ、自分にも繊細な部分があるのかな~と
ちょっと嬉しくなることがある。
だからメロディだけではなく、、
小節線を読み取る私は、まるでイタコのようであり、
曲の感情が心に宿る時、繊細だな~と思うことがある。
でも、それは人に理解されにくい話かもしれない。