台湾東部で発生の地震で、琉球海溝やマニラ海溝などに囲まれ
フィリピン海プレートやユーラシアプレートの複雑に入り組む
環境で起きた地震について、えいしゅう博士さんの解説動画付き
産経
台湾の地震一覧 wiki
震源は、花東縦谷(かとうじゅうこく)活断層帯周辺と
みられている。
4月3日8時58分頃
台湾東部花蓮県
震源の深さ23km
M7.7 震度6
与那国島で震度4 津波警報が出された
この地域は過去にも度々大地震が発生している場所で
2018年2月6日M6.7 震度7 (前震2/4)
2022年3月22日M6.7 震度6弱(余震3/23)
今も、M5クラスの余震が20回ほど続いている。
今回はM7.7で最も大きな規模の地震で被害の程度が
まだわかっていないが、山津波も発生しており、
建物内に残された人が多くいると報じられる。
また春休みシーズンで台湾に旅行に出かけている
方々の安否も心配されている。
台湾の海底は複雑に入り組んだプレートをしている。
大陸プレートが跳ね返ることにより起きた巨大地震
ではないかと推定。
北側に琉球海溝とよばれる溝があり、それを境に
北にユーラシアプレート、南にフィリピン海プレート
フィリピン海プレートがユーラシアプレートに
沈み込んでいる。
一方で、南側にはマニラ海溝があり、それを境に
東にフィリピン海プレート、西にユーラシアプレート
ユーラシアプレートがフィリピン海プレートに
沈み込んでいる。
今回起きた地震は台湾の東側にある琉球海溝で
2つことが考えられる。
前者は、フィリピン海プレートとユーラシアプレートの
境界付近で大陸プレートが跳ね返るタイプの地震
後者は、ユーラシアプレート内部に存在する断層の
割れ目がズレて起きた地震のいずれかである。
前回、1920年にM8クラスの巨大地震が発生しており、
100年周期で、今回起きたと考えられるため
今回の地震が前震となり、48時間以内に
M8クラスの本震の地震が起きる可能性があるという。
また、近くの断層に誘発されて、
西側か海側で起きることも考えられるため、
まだまだ予断を許さない状況が続く。
<地震のメカニズム>
プレートが押されてズレる逆断層型
<津波のメカニズム>
海底が上昇することによって海水がもちあげられて
津波が発生した。能登半島地震と同じメカニズムで
M7.7の地震では断層の長さが約100kmほどの
割れ目があり、それが1.3m以上動く