音楽コンクールの結果が、出来レースというのは、
ありがちな話と思った。衝撃でもなんでもない。
スポニチ
私の経験談だけれども、、
某楽器店で仕事をしていた時、
ピアノコンクールの店別予選前に、
店長からはすでに結果は決まっていることが
伝えられていた。
表彰状に優勝者の名前を書き入れるけれども、、
審査前に優勝者の名前が入っていたと思う。
コンクール前に参加の方々がアンケートを記入する。
それが結果を左右するものであり、演奏技術では
選んでいなかった。
全ての楽器店がそうというわけではなくて
私の勤務していた楽器店がそういうやり方をしていた。
楽器売り上げ目的のピアノコンクールであるため
選ばれるのは、、
最も高価な楽器を買って下さりそうな
裕福なご家庭のお子さんということだった。
ピアノの先生もスタッフも全員不服だったけれども
店長が決定したことは絶対で、誰も逆らえなかった。
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それから・・・
今考えてみても、
いったいあれはなんだったんだろう?
というできごとがある。
友達に誘われて、アマチュアロックバンドの
地方予選コンテストを観に連れて行かれて、
ホールの入口に足を踏み入れた瞬間に、突然、
主催のスタッフらしき方に呼び止められて、
友達とは離れ離れになってしまい、
私だけ別室に連れて行かれた。
え?何ごと?と思ったら、
「突然ですが、、今日、審査員をお願いします」
と、勝手にコンテストの審査員にされてしまった。
だって、客として来ただけなのに?
なんで、私が、、、?
何の打ち合わせもなく、突然に。。
荒井楽器の荒井社長さんが審査委員長だったかな、、
センチメンタルシティロマンスのどなたかも
ゲスト&審査員として入っていたような、、
Tラジオのパーソナリティの方が司会だったかな~?
それなりのコンテストだったのに、
何の前触れもなく、「一般審査員」にされて、
もちろん、「できない」とお断りしたけれども、
何しろ開演時間が迫っていて、せかされるように
無理矢理に審査員席に座らされた。
開演直前に控室で、、
「条件あるんですけど、、
絶対に、私を指名しないで下さい!」
「ただ、座っていてくれるだけでいいから!!」
「絶対ですからね!!
ただ、座っているだけですからね!!
ヒトコトも喋りませんから !!!!」
渋々、審査員席に座ることになり、
第1番目に登場したロックバンドが、
え~~~!!!
某大学軽音サークルの先輩じゃん!!
ヤバいっ💦
歌い終わった瞬間、、
私は指名されて、マイクが手元に置かれていた。
「何か、ヒトコトよろしくおねがいします???」
え、、
話がちがう~~~~!!!
心臓がバクバクしてしまい、
しどろもどろになり、、
多分、先輩を怒らせるような
忖度なしのホンネの講評を言ってしまった。
あの日・・
自分でも、真っ白になっていて、
何を喋ったかを覚えていない、、
けれども、怒らせたのは間違いない
あの日以来、
先輩とすれ違うことがあったけれども、
思いっきり、ソッポを向かれて嫌われた。
あ~~、、嫌われた。
休憩になってから司会者に、
「話が違うじゃないですか~!!!
座ってるだけだから引き受けたのに!!」
と怒って文句を言ったら、
「ありがとうございました。
あれでいいんですよ」
その言葉を聞いた時に、
ああ、、出来レースかと察したけど、、
多分、優勝バンドは決まっていたんじゃないかな
というのはなんとなくわかった。
そうでなければ、
私が審査員なんて頼まれないだろう・・
いてくれればいいだけだからってことで、
舞台裏で、誰を優勝にするかなんて
審査員の話し合いはなかったと思う。

