天皇誕生日の祝日に、家族はめでたく退院となった。
病院からの景色も今日で見納めになる。
残念ながら雨でどんよりしていた。
春日井市民病院 /デイルーム
予定では来週月曜が退院で、
連休中はリハビリ先生は休暇で来ないし、
担当の先生の診察もないので、まったりした
連休を病院で過ごす予定だったけれども、、
今、手術入院の必要がある患者さんが多くいて
病室の空きを待っている状態だそうで、
連休直前に、担当先生から
「今回は器具がしっかりついたから大丈夫!
たぶん、簡単には脱臼しないし、
以前の仕事にも戻れますよ!」と言ってもらい、
押し出されるように退院が決まった。
デイルーム
無料で使用できる
給湯器や電子レンジが置いてある。
給湯器からは熱湯とお茶が出る
デイルーム
給湯器等の向かい側には
有料の自販機コーナー
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お留守番人形
二度目の入院で、家族の入院生活が長くなってきた時に
中部大の学生さんが看護実習で担当して下さって、
ベッドからいなくなった患者を探すのに右往左往して
時間がかかっては気の毒と思う日があったので、
病室に「お留守番人形」を用意した。
診察検査、リハビリ、シャワー、洗濯、散歩、買い物
デイルームなど、、入院中に病室から出ることがあり、
看護師さんが探す手間を省くようにプラカードを作って
行き先をわかるようにしておいた。
大学の看護実習生さんがわかるようにしておいたら、
次第に、病院の看護師さんたちも便利だからと
プラカードを見て動いて下さるようになっていた。
病室に患者の行先のわかるプラカードがあると、
看護師さんの負担が減るんではないかと思った
理由がある。
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今、認知症の患者さんが増えているようで、
病院内の徘徊やら、病院外に出て行こうとする
患者さんもいて、看護師さんが患者さんの行動を
把握するのもタイヘンな時代なのを感じた。
寒い日に、薄着のパジャマ姿の患者さんが
病院の外に出て行こうとする姿を見た日があった。
警備さんが呼び止めて「コートを着てからだよ」
と声をかけると、「散歩に行くだけだ」とお爺さん。
新米警備さんは、「なんでコートなんですか?」と
尋ねていたけれども、先輩警備さんは、
「あの患者さんを外には出してはいかんよ、
どこに行くかわからないし危険だから。
コートを着てくるようにとは言ったが
そうじゃない。外に出したらいかんよ。」
というようなやりとりが聞こえてきた。
とにかく、外に出さない手段として、
「コートを着てからね」と、
外に出さない対策としての声かけだった。
徘徊する人も複数いると、患者一人ひとりの
行動を把握するのも大変な労力だ。
昔、パーマンというアニメがあったのを思い出して、
ほんのシャレのつもりで、、、
パーマンの留守番をするコピーロボットがいたな~
と思い出して、「お留守番人形」を置いてみたら、
結構、気に入って利用してもらえて良かった。
やっと退院したけれども、、、
手すりなどはないので、転倒しないように
注意しながらの生活が始まる。
退院後に必要なシャワーチェア 5680円





