友達から伴奏譜を預かった『心の瞳』で
とても素敵な曲で演奏できるのが嬉しい。
坂本九 コーラス付
ソロ
ピアノを教えているので、音楽は生活の一部だけど、
友達が合唱団を引退したのを機に、昨年後半から
彼女と一緒に音楽を楽しむ時間が増えたことで、
今まではあまり歌伴奏や唄う機会がなかったのが、
趣味としての音楽の時間が増えて新鮮に感じる。
ピアノは特殊なところがあって・・・
クラシックピアノ曲、エチュードなどに長く関わると、
思考がそこで定着して、あまりポップス系の音楽に
派生することがないままクラシック曲でループする。
独り黙々と壁に向かって指を鍛え抜く作業は、
音楽道場での特訓の日々になるわけで、
指を鍛えるシゴキ的なものに達成感を感じて
壁を越えられると試練に耐えたような満足感を
得たりするのが「音楽!」と勘違いしそうになる。
ふと我に返って、だいじょうぶか？と
自問自答することがあるんだけど・・
その達成感にハマると抜けられなくなり
独りで楽しむ世界の居心地良さに浸るうちに
心の内側の孤独バリアは強化されていく。
だから、、
ピアノの先生て世間ズレした古臭さを保っていられる。
最近は、ピアノの生徒さんもクラシック曲よりも
ジブリを希望するケースが増えているので、
私も、そういう作品を聴いて覚えるようになり
周囲から影響を受けて、ようやく古典作品以外の
作品を演奏してみる機会が増えてきたことで、
ジブリ作品て、覚えにくくて難しいけれども、
素敵な作品が多くて、愛着を感じて好きになった。
それが、外に目を向ける第一歩になったかなと思う。
去年後半からだけど、、
友達から、合唱曲やポップス作品の課題をもらって
YOUTUBEで歌を聴いたり伴奏譜を読むうちに、
日本て心の温まる素晴らしい曲が、こんなにも沢山
あったのだなと、遅まきながら知る機会になった。
音楽というのは、人間の脳が創り出した世界だけど、
自分の中でやっている音楽なんてちっぽけな世界で
見えていたり、やれることはその上澄みでしかなくて、
音楽も、無限に広がる宇宙のように感じられる。
それを網羅することは不可能でできないけど、、、
少しだけ、今までとは違った音楽環境が加わって
自分の視野が広がり、独りで黙々とするのではなく
友達と一緒に音楽を楽しむ時間が増えたことが
とても貴重で新鮮で楽しい時間に感じられる。
そういう機会を与えてくれた友達に感謝
井上芳雄
夏川りみ
