中日新聞
今朝の中日新聞の社説にPFAS検出のことが出ていた。
PFAS(ピーファス)とは、、
泡の消火剤、フライパンの表面加工、カーペット、
食品の紙包装、衣料品など撥水加工などに用いられる
化学物質で、日用品に欠かせない化学物質として
使われている。
それが、川や井戸水、水道水などに混入すれば
人体に直接取り入れることになり、身体に長く
とどまると言われている。
社説では、主に豊山、各務原、浜松など、全国の
自衛隊基地近くの川や井戸水、水道水など、
PFASを使用していた工場周辺の土壌や地下水など
「暫定目標値」を超えて検出されたと書かれてあった。
今年夏頃、豊山町の住人の血液検査をしたら
基準を上回るPFASが検出されたと報道された。
豊山に住む知人に会う機会があったので尋ねたら、
彼女は検査を受けてはいなかったけれども、
「高い数値で検出されたらどうなるという話なの?」
と困惑していた。
PFASの安全に関わる基準を設けたのが、
EPA(米国安全保護庁)という機関で、それが
2023年3月から始まったばかりのようで、
それに伴い、WHO(世界保健機関)もPFOAについて
「発がん性がある」と断定したというので、
日本だけでなくて、世界的に動き始めている。
結局のところ、、
PFASを排除することによって、新たな化学物質を
生産する米国企業が巨大な利益を生むようになるので
アメリカの経済活動は、常に安全か危険かを発信して
新たな企業に利益を与えるというやり方をするので
全ては新たな時代の経済活動と密着している。
この時代に生まれ育ち、豊かな時代になってからは
殆どの製品に撥水加工がされている物に、
お世話になっているので避けようがない。
例えば、スーパーで食品を買えばパックに入っている。
撥水加工された器の弁当をレンジで温めて食べたり
フライパンなどで炒め物をして食べたり、、
水道水からでなくても、PFASは容器から溶け出して
口の中に入ることはあると思う。
昔、コロッケを買うと新聞紙や油紙に包んでくれた。
今どきは、質の良いパックに入っている。
衣食住の安全にこだわれば、再び、昔回帰で
生活の質を落とすしかなくなる。
水道水や食品や衣料品や撥水加工品が安全かどうか、、
毎日、自分の便の色を確認して、
健康であれば問題ないと判断している。
化学物質が溢れかえっている時代に避けては通れず
発がん性があると言われたら、敏感に反応しても
何が悪くて、がんを発症するかはわからない。
この時代に生まれたかぎりは、それを受け入れて
暮らすしかない。
60年以上生きているけど、今のところ
様々な化学物質による健康被害を感じないものの、
一番、健康被害を感じた物質は、病院で処方された
処方薬による副作用で、長期的に体調を崩した。
だから、、、
昔、病院で不要になった薬やら注射器など
病院の廃棄物を大量に棄てても良かった時代に、
工場廃棄物と一緒に混ぜて廃棄したゴミを
埋め立てて住宅地にして住宅が建っているような
地域の土壌の地下水の方が、よほど危ないと思う。
小牧にそういう地域があると思うけど・・