交響曲第5番ハ短調 作品67 「運命」(スコア付き)
作曲年代:1807 - 08年
指揮:カルロス・クライバー
管弦楽:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
運命 1楽章は4分の2拍子
00:00 第1楽章 Allegro con brio (ハ短調)
07:26 第2楽章 Andante con moto (変イ長調)
17:25 第3楽章 Allegro (ハ短調)
22:33 第4楽章 Allegro (ハ長調)
随分何年も前に、春日井市民会館で、
茂木さんという方が、のだめカンタービレに出てくる
音楽を説明しながら演奏をするという催しがあり
観に出かけたことがあった。
ベートーヴェンの交響曲第5番『運命』を取り上げて
大きなスクリーンを使って曲の説明が行われた。
茂木さんは、「僕は懸命に指揮をするんですが
この作品は、頭出しが難しくて4分休符から入って
何度合わせてもオケと合わないんですよね~
僕が遅れちゃうみたいなんだけど・・」
というような話をしていたと思う。
大きなスクリーンにも、最初が4分休符になっていた。
それを見た瞬間、、
え?
そりゃあ、合うわけないよな~
ベートーヴェンの『運命』て2拍子でしょ?
なんで、4分休符が出てくるの?
8分休符の間違いでしょ?
その場で手を挙げて
「それ、間違ってます」と言いたかったけど
言える雰囲気ではなくて、皆さん、へぇ~~と
感心して真剣に聴いておられることに驚いた。
私、一人、客席でブツブツブツブツ、、
「それ、間違ってるでしょ、、4分休符じゃないし」
独り言を言っていたら、隣席のマダムに睨みつけられ
「出て行ってください」と、怖い顔をされたので、
退席して、その後は観ていない。
楽器奏者で指揮者とフレコミの音楽家が、
楽譜を読めないはずがないと思うけれども、
ベートーヴェンの『運命』を4分の4拍子で
オケに指揮をしようとしていたというのが、
信じがたいけれども、、なんでだろう?
これは、いくらオケに指揮をしても、
オケは楽譜通りに2拍子で刻んでいるので、
指揮者がいつまでも4拍子を刻んでいては
拍子が違うので、音が出せないと思う。
それを理解できずに指揮者なんて
できるんだろうか?
1楽章は4分の2拍子で始まるので、
ダダダ ダ~~~ンの
ダダダは3連符の1拍になっていて、
ダ~ンは、2分音符の1拍。
4分音符の3拍ではないので、、、
なぜ、そのように指揮しようと試みたのか
それをわざわざスクリーンに大写しにして
説明をしたのが、まったく理解できなかった。
この曲を聴くと、あの時のことを思い出すけど、
何しろ、おかしな話をしていたのが耳に残っている。
日本のどこかに、『運命』を4分4拍子で
演奏する楽団てあるのかな?
ものすごい不思議な指揮者の人だった。
1100円
2509円