日刊ゲンダイ
20年近く前だったかな・・・
風邪や体調不良で近所の内科病院で受診をすると
必ず、抗菌剤が出ていたのを思い出した。
原因はわからないけど発熱しただけだったり、
ちょっとおなかの調子が悪いのが続いただけで、
解熱剤や鎮静剤のように、
「とりあえず抗菌剤を出しておきますね」と
処方されると安心して、、
悪い菌を退治できる薬なのかな?と思っていた。
知り合いの人もお子さんが発熱すると、いつも
「小児科病院で抗菌剤もらってきた」と言っていたので
その当時、抗菌剤ブームだったのかわからないけれども
それを処方されるまま、安易に服用していたと思う。
それが今になって、「抗菌剤」を多用すると免疫力の
低下につながり、より多くの感染症にかかると知らされ
おまけに、肺がんリスクが増加すると読んで、
散々処方されて、今さら知っても遅いかもしれない。
10年近く前だったかな。。。
生徒さんのママと小児科・内科病院の良し悪しの
情報交換の話になった時に、薬を処方してくれない
病院は悪い病院で、すぐに薬を処方してくれる病院は
良い病院と言われて、「それは逆ではないですか?」
と尋ねたら、「何も出してくれなかったらどうやって
治すんですか?」と言われたので、言葉に詰まった。
私も、抗菌剤は善玉菌まで殺菌してしまうので
良くないんじゃないかと思うようになったので、
肺がんリスクが高まるかはわからないけれども、
最近、若い人達が何か病気に感染したり、
大病にかかりやすい原因に、生後間もない頃から
発熱すると抗生物質や抗菌剤に依存してきたとすれば
影響があるのかな、、と思うことはある。
私の幼少時代は、今ほど良い薬もなかったので
発熱すると氷枕に頼り、自然に熱が下がるまで
ひたすら寝ていたような記憶があって、
抗菌剤も抗生物質も飲んだ記憶がないので、
かえってそれが良かったんだろうか?
最近、鍼灸医院で治療してもらって感じるのは
風邪や軽い体調不良は薬を服用しても治すのではなく
薬は、抑えることしかできないのではないかな。
結局、体力が回復するのを待つしかないので、
その時に不快な症状を和らげるために服用するだけで
時間が経過すると、また辛い症状を繰り返す。
鍼灸医院で免疫力をあげる治療として、
リンパ腺の腫れや喉の痛みを緩和してもらったり
関節痛を取ってもらったり、食欲増進の治療を
してもらうと、薬を服用するよりも早く回復する。