2011年東北沖地震の影響で、福島原発で深刻な
事故が起きて廃炉作業が行われた。
この時も、日本では問題ないと報道されていながら
海外では「炉心損傷でメルトダウンが起きた」、
大変危険な状態で臨界状態と報道されていて、
海外と日本では、ものすごく温度差があった。
今年(2023年)現在、処理してきた汚染水を
海底に流す計画が着々と進められていて、
「海底トンネル」掘削作業が6月末に完了予定で、
それが整うと、いよいよ今夏には汚染水などが
海底トンネルを通じて放出される予定という。
日本では、トリチウムという物質に関して
海に放出してもさほど影響がなく問題ないとしている。
ところが、海外、特に近隣の韓国では、それは間違いで
日本が流そうとしている量は、セシウムの2倍以上で
発がん性が高く、生物の生態系や人体に影響を及ぼす
ことが考えられるので、もっと慎重に分析研究を
しなければいけないと訴えている。
オセアニア地域の15か国なども、韓国と同様に、
漁業に深刻な影響を与える可能性があるので
日本に対して慎重になってほしいと訴えている。
福島民友
韓国
ロイター
日本では、1960年代に熊本県水俣市でチッソ工場から
排水された工業汚染水に有機水銀が混ざっていて、
その海域で捕れた魚を食べたある一定の地域住人に、
神経麻痺が続く奇妙な症状が表れ始めて、それを
「みなまた病」と報道されるようになった。
工場排水が海や川に排出されたことによって
化学物質のメチル水銀が流れ出てしまい、
魚や魚介類がそれを吸収し、日常的にそれを食する
住民たちの身体に身体が痺れる、麻痺するなど
神経疾患症状が出て公害訴訟に発展していった。
これだけでなく、イタイイタイ病、四日市ぜんそくなど
日本国内では、工場から排出された汚染水や煙などを
食べたり吸いこんだりしたことで、公害病に
苦しむ人が増えた。
昭和の時代に終わった問題ではなくて、汚染水や
光化学スモッグは出なくなっても、健康被害は
何代も続いていく問題だと思う。
母胎が影響を受けると胎児にも影響が及ぶので、
一代では終わらず、生まれつきのアレルギー疾患や、
ぜんそくを持つ子供も多い。
日本は、昔から経済的な利益を優先するあまりに、
国民の生活を犠牲にしてきているところがあり、
未来に何が起きても、今の自分達の生活がなんとか
乗りきれれば、それで良しとするところがあるので
今は目をつぶって何も考えずに、汚染水も処理して
何も問題はなかったことにしてしまおう、、
ということかもしれない。
海外では、一度、汚染水を海に流してしまえば、
魚の生態系、自然破壊は長い間に渡り続いていくので
結局、それは人間の生命を脅かす問題であるために
そう簡単に汚染水を海に流して終わらせようと
考えるのは危険すぎるのではないか、
と、日本に対して忠告をしている。
日本は、海外の声を無視して、
今年夏から汚染水を海に垂れ流す予定で、
いずれ、いろいろと問題が起きるかもしれない。
そういう心配をすると、いつも
「あなたの心配って大げさすぎるのよ」
と言われてしまうことが多い。
日本は人口減少が顕著と言われているけど、
結局、いつも人口が減るような判断をしているから
そうなるんではないのかな、、と、昔から思っている。
若い世代や子孫の健康に被害が及ぶのを心配している。