ボイストレーナーのようなことは初の試みでして、、
今日は、コロナ禍で何年も会えなかった友達の
ボイスレッスンを交えながら伴奏と歌唱をして
再会を楽しんだ。
コロナ禍に、友達は乳がん手術など辛い経験を
乗り越えて、今までよりも豊かな安定した
歌声を取り戻していた。
入院頃から「冬の夜」を一緒に唄いたいねと目標に
してきて、それがようやく今日実現して嬉しかった。
タイヘンだったと思うけれど、病気前と同じことが
できるようになって本当に良かった。
私は専門のボイストレーナーではないので、
レッスン代を戴いての指導は、、と話したけれども
友達からレッスンという形態を希望されたので、
今日はトレーナーとしてアドバイスさせてもらった。
発声練習にコンコーネ50番1
強弱の息の使い方、
弱音から強い音にする発声方法、その逆の発声法
呼吸が続かない場合に目立たないようブレスして
アーティキュレーションをつなぐ方法。
その他に課題のリクエストは2点で
「病後、長時間の歌唱は声がかすれて息が続かない」
「楽に声を出して伸びやかに唄えるようになりたい」
歌う時に、身体に力が入ると筋肉が緊張して
声帯や肩回りにこわばりが出やすいので、
「肩周辺や手首を脱力する、声帯の緊張をほぐす」
手首に巻きつけるタイプのダンベル(重り500g)
ピアノの生徒さんに指導する時にも使う物で、
この500gの重りを手首に巻きつけると、
肩が下がり腕が引っ張られて手首の力が抜ける。
脱力しやすくなり、声帯の緊張が取れるので、
声が前に伸びて、高音域が楽に出やすくなる。
友達に10分ほど、これをつけて歌ってもらったら
身体の緊張がほぐれて声が出しやすくなり、
これまで息が続かなかったのが続いたというので
今日の課題はクリアできたかな~と思う。
中学時代から合唱部に入部し毎日唄ってきたけれど、
それ以前、小学生時代に家の本棚の玉川百科事典で
正しい発声方法の項目を読んで、腹筋の使い方や
発声の仕方について、小学生なりに研究していた。
書かれてある方法は、寝転んで腹のあたりを抑えて
ハッハッハと腹筋を動かして発声するというものだった
と思うけれども、腹筋を使うというのが理解できずに、
上手く発声できなかったために、中学校時代は、
どうすれば大きな声が出て、音域が拡がるのかな~
と、そればかりを考えていた気がする。
中学生になると、合唱部に入って発声を学ぼうと
入部したものの、案外、大勢で練習すると
個人的に発声を指導してくれる人はいないので、
悩んだだけで終わった。
ピアノを教えるようになってから、、
肩回りを脱力して、声帯の筋肉の緊張を緩めると
声が伸びるところに行きついた。
そして、
頬骨をあげると声質は明るくなりピッチは上がり、
頬骨を下げると性質は暗くなりピッチは下がる。
楽に発声できるようになったところで、
メロディにのせた歌詞を読んで、
詞の中の「てにをは」を考えて、
「誰が~何をして~どうした♬」と歌う時に、
詞の語尾の捉え方について
だんだん静かに終わらせたいのか~🎶
これから未来に向かっていくのか~🎶
「メロディがパ~~~っと開いたところから
グ~っと内側に入って、声を結ぶといいね」と、
手をパ~~っと開いた時の発声から、
グッと閉じるまでの発声の強弱練習したり
という調子で、一緒に唄いながら説明していた。
久しぶりで、つい色々と頑張りすぎてしまい
友達は疲れたかな。。。と心配になった。
専門トレーナーじゃないのでどうかなぁ💦
これでいいのかな? 友達だから許される
すごく楽しいひと時だったわ~