日本のフォークダンスに欠かせない曲の起源はジッパーソング。

この曲の詞には有色人種に対する差別的な言葉が含まれている。

敗戦翌年、アメリカ軍から教えらえて広まったというのも

かなり複雑な気持ちになった。

オクラホマ・ミキサー

 

ミンストレル

 

1831年『Zip coon(シップクーン)』という作品で発表、

1861年に『Turkey in the Straw (藁の中の七面鳥)』

というタイトルが加わった。

日本では『オクラホマ・ミキサー』で知られている。

 

1834年、ジム・クロウ法(黒人有色人種を隔離する法律)

のもとで、白人文化でミンストレル・ショー

(黒人風刺ショー)で、この曲が披露された。

 

 

ミンストレル・ショーというのは、

白人が顔を黒く塗り黒人を揶揄した

ヘイトスピーチのコメディショーで

もともと黒人奴隷に霊歌として

歌われていたものを白人が盗用して、

面白がり舞台で楽しんだ作品という記録もある。

 

この作品については、出どころがよくわからない。

1700年代イギリスにもよく似た曲はあったという。

白人が黒人を演じるために、実際に黒人が唄う

霊歌を盗用して真似ることをしていた点では、

元は霊歌だった可能性もある。

 

ミンストレル・ショーでは、黒人だけでなく

背の低い白人が黄色人種の外見に見立てて

悪ふざけをするような、有色人種をネタにして

コメディーショーをして楽しんでいた。

 

なぜ、日本でフォークダンスに使われており

長い間、根付いたかはわからないけれど、

歴史的には人種差別、滑稽な姿を笑いものにする

音楽として楽しまれていたのが、

時を経て今は子供達の愛唱歌になり

世界中で聞かれている。

 

wikipediaによると、長崎原爆投下翌年1946年

アメリカ軍属のウィンフィールド・ニブロが

長崎県幹部と会食中、日本側の踊りの披露の

お返しにと、アメリカ側がフォークダンスを

紹介し踊ってみせたところ、日米交流で

アメリカから日本が手ほどきを受けたのが

始まりと載っていた。

 

ウィーンフィールド・ニブロが日本に紹介した

第二次世界大戦前後には「わらの中の七面鳥」の

詞を読むとわかるけれども、、

ドイツ、イタリア、日本の敵国のことが唄われている。

サルとヒヒや黄色いネズミは日本を表していると思う。

歌詞の中に「東京」が登場するけれども、、、

日本をバカにした曲を踊らせて喜んでいたんだろうな

 

敗戦国でなんにもいえなかったのか、

英語がわからなかったのか、

拒絶せず、喜んで素直に

受け入れるところがなんとも日本らしい。

有色人種として、少し悲しい気持ちを理解した。

 

 

1942年カーソン・ロビンソンが唄ったものがギネス級に大ヒットした

1942年Turkey in the Straw (藁の中の七面鳥)
 

日本語訳詞

アドルフ・ハイターが尻尾を掴んだ
歯に衣着せぬ物言いで頑張った
その時、彼は自分の持っているものを見て、誓い始めた。
その尻尾の先には、ロシアの熊がいた
老熊は唸りながら、彼を揺さぶり始めた。
アドルフは自分が過ちを犯したことを知った
彼はしがみつこうとし、そして手放そうとした。
今は "雪の中のヒトラー "という新しいダンスがあるそうです。

ムッソリーニが丸太の上に座っているのを見たよ。
大きなカエルのように膨れ上がっている
こっそり近づいて針金で刺してみた
彼は、古いパンクしたタイヤのように「プッ」となっただけだった。
私は彼の皮を取り、木に掛けました。
樹木「おいおい、そんなことするなよ"
そこで、義母の家に持って帰りました。
藁に包まれた七面鳥と一緒に外に放り出され

猿とヒヒがレールの上に座っている。
気分は最悪、顔色も悪い。
黄色い小さなネズミが、雑草の周りをコソコソと歩いています。
猿は、"見ろ、必要な奴がいる "と言った。
ネズミが登ってきて、みんなはニヤニヤし始める
あごにひげを生やした長髪のおじさん
彼はそのレールを蹴り、彼はそのレールを割ってしまった。
そして、それが三権分立の最後となりました

カボチャに霜が降り、店内には陶芸家がいる。
そして、ヤンクスはムービングで、ひどい靴下を詰める
羊は草原に、牛はトウモロコシ畑にいる
君が生まれたときと同じように、スクラップがあるんだ
兵士、船員、パイロット、海兵隊員
背の高い人、低い人、その中間がたくさんいる。
銃に火薬、履帯に砂。
"Turkey In The Straw "の曲に合わせてステップを踏む。

オー・スイング・ユア・パートナー、ここにあり
ベルリンへ、ローマへ、東京へ
袋に入れ、振り回す。
川に投げ入れて魚を全部殺す
ロープにつないでブランコをする
まるでブランコの先にいるサルのように
ズボンを蹴り、アゴを叩く
"藁の中の七面鳥 "の踊り方を教えろ

フォアハンドのラウンドとエブリバディシャウト
薪ストーブの中のスカンク、追い出さないと
アドルフ・ハイター、顎を噛み切る
"藁の中の七面鳥 "で彼の喉にジャムってやるんだ。

 

 Oh Adolf Hiter grabbed a tail
He hung right on with tooth and nail
When he saw what he had then he began to swear
On the end of that tail was a Russian bear
The old bear growled and started him to shake
Adolf knew he'd made a mistake
He tried to hang on then he tried to let go
Now they have a new dance called "Hitler in the snow"

Oh I saw Mussolini sitting on a log
All puffed up like a great big frog
I sneaked up close and stuck him with a wire
He just went "pffft" like an old flat tire
I took his hide and hung it on a tree
The tree said, "Hey, don't do that to me"
So I took it on home to my mother-in-law
She threw me outside with the turkey in the straw

Oh a monkey and a baboon sittin' on a rail
Feeling mighty bad and looking kind of pale
A little yellow rat comes sneaking 'round the weed
The monkey said, "Look, there's the guy we need"
The rat climbed up and they all begin to grin
Long timer fella with whiskers on his chin
He kicked that rail and he broke it with a crack
And that was the last of the three-power pact

Oh the frost is on the pumpkin and the potter's in the shop
And the Yanks are a moving and they pack an awful sock
The sheep are in the meadow and the cows are in the corn
There's gonna be a scrap just as sure as you're born
Soldiers, sailors, pilots, marines
Tall ones, short ones, lots of in-betweens
Powder in their gun and sand in their craw
Stepping to the tune of "Turkey In The Straw"

Oh swing your partner, here we go
To Berlin, Rome, and Tokyo
We'll put'em in a sack and give it a swish
Throw'em in the river and kill all the fish
Tie'em to a rope and give'em a swing
Just like a monkey on the end of a swing
Kick'em in the pants and sock'em in the jaw
Teach'em how to dance ol' "Turkey In The Straw"

Forehand's 'round and everybody shout
Skunk in the woodpile, gotta chase him out
Adolf Hiter bit off a chaw
Jam it down his throat with "Turkey In The Straw"