文春オンライン

 

 

 

なかなか面白い記事だった。

 

遠野なぎこさんのお母さんは昭和何年生まれだったか

わからないけれど、昭和前半生まれの方々のなかで

どこか歪んだ考え方をするところがあったのは、

直接でなくても戦争体験が影響していたのかなと

思うことがある。

 

私の父や母、親せきの叔父叔母も、イトコも皆

どこか歪んだ考え方の人が多くて冷たく感じて、

皮肉を口にしたり、思いやりとは反対で、

人を傷つけて知らん顔というのが日常的だった。

だから、私は親戚とも連絡を取らない。

 

私も父からの虐待で育ったので、何故、こんな

嫌な思いをしなくちゃいけないかと思っていた。

 

人の幸せが許せない、受け入れられない親で

子供が楽しいのも面白くないようで、とにかく、

難癖をつけては暴力をふるってくるので、家の中は

まるで恐怖政治で、誰も何も声が出せないほどの

緊迫感があり滅茶苦茶だった。

 

私も、父が亡くなりようやく妹達と普通に話したり

自分の心が開いたような感じで、考えが柔軟になり

音楽で自分を表現する事ができるようになった。

 

大人になって気づいたのは、多分、親が幼少時代に

戦前、戦中、戦後直後の混乱期から、社会や親からの

抑圧的な行為を受けて、思うように生きられなかった

反動から、我が子に当たり散らしたりしていたのでは

ないのかなと考えるようになった。

 

学校でも、同級生から虐められたりもした。

結局、彼らもまた家で親から心無い言葉で罵られて

卑屈になって、面白くないことがあると、

学校で弱そうな反発してこないクラスメイトを見つけ

こっぴどく虐めていたのだと考えるようになった。

私は、その標的になりやすいタイプだったようで

痛い目にあった。けれど、不思議と守ってくれる人

多かったので助けられた。

 

今でも、昭和前半~20年代生まれの方々からは

何か心無い言われ方をすることがあるけれども、

きっと、その方々の生きてきた時代背景に

何かがあって、そういう言い方しかできなく

なってしまったのだろうと考えるようにしている。

 

また、辛いと感じることを言ってくる人とは

距離をおくなどして相手にしない。

向き合わずに回避しても良いと思っている。

 

反面教師という言葉があるけれど、

親世代の誤った行為をみたり、

嫌な事をしたり言ってくる人を見ては、自分は

そうはならないようにしようと学ぶところはある。

 

この方の心もまた弱くて影響を受けやすかったの

だなと思った。

 

心の避難所

 

 

 

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