40年以上前の学生時代の冬の話。
郵便局から家に電話がかかってきて、
バイト代800円払うから、
バイトをまとめるバイト長の仕事を
してほしいと頼まれたことがあった。
青春時代の真っただ中、
🎄クリスマスも年末年始もなく
ひたすらバイトに明け暮れた。
1981年当時の郵便局の時給550円、
600円程度の時代というのに、
なぜか時給800円支払うから
みんなとは違うセクションで
バイト代を受け取ってくれと、
そういうことだった。
ちょっと待遇が良いことに喜んだ。
結局、バイトに配達ミスなどがあると、
「おい!お前、アホか~!!」と
集配課のオッサンが私を叱る。
「はぁ~?ワタシが?」
「お前、バイト長だろう、お前が悪い」
バイトを叱ってやめられると困るので
皆、何かがあると私を呼び出して怒鳴る。
そのための私だった。
だから800円やるから、黙って職員の
はけ口になれと、、そういうことだった。
私もおとなしく黙っていないので、
職員と冗談半分でいつも喧嘩するうちに
いつの間にか、大勢の人に囲まれていた。



目立つものだから
交際を申し込まれたこともあったけど、、
お昼の休憩時間に
二人の男性職員がやってきて


君と交際したがっていて、
君はどうなの?
コイツのこと、好き?」

好きも何もないですが、、
この人、黙ってるじゃないですか?」



目の前にいるのにナイショ話して、、、


結婚前提で交際したい、、
とコイツは言っている」



またナイショ話のミーティング。


とコイツは言っている。
この話はなかったことで。」
目の前にいるんだから
私の言ってることが聞えるだろうに、
代理君が喋りまくるので、
私はご本人の声を一度も聞かなかった。
いちいち代理君が通訳して話し合いで
何か、風変わり人達だった。
日本語が喋れるのに通訳必要みたいな、、
あれはデートしたら、もれなく通訳男が
くっついてくるんだろう。
ということがあった。
その話を、、、、当時仲良しだった
バイト仲間の女の子に話したら、彼女が
「私、その人のこと好きだったのに~」
と言うので、、え~?そうだったの?
青春時代の🎄クリスマス頃だった・・?



とにかく、郵便局でのバイト時代は
私だけが全て特別待遇で、局側は
秘密にしたがることが多かった。
いよいよバイト最後日に集配課ではなく、
「話があるから」と郵貯課に呼ばれた。
そこに行くと禿げオヤジさんが
「決まった日に面接に来てくれれば
内定をやる。〇月〇日に指定場所に
来てくれ」とおっしゃる。
????なんか怪しい話だな・・
そこに行ったら危ない気がしたので
お断りしたにもかかわらず、強引に
「絶対に来ること」と念を押された。
しかし、当日すっぽかして行かなかった。
当時、郵便局は国営事業だったので、
なんでオッサンの面接だけで
国家試験も受けずに内定もらえるの?
という疑問符。
親に相談すれば、
「面接だけで国家公務員になれるなんて
そんないいことはない!」
と手離しで喜ぶに決まっているので
このことは私だけの秘密にした。
私も、どうしても音楽に携わる仕事が
したかったので、安定企業を
目指していなかった。
もう1つ、気になったのが
禿げオヤジがスケベにみえて仕方なかった。
今考えても、なんか目つきが変だったな~
後日、禿げオヤジから家に電話があり
烈火のごとく
「なんですっぽかしたんだ~~~~!!!」
とすごい剣幕だった。
しかし、
「面接に伺います」とは言っておらず
「お断りさせていただきます」と
その場できちんとお断りしてきたので、
なんでオッサンの思い通りに物事が
動かないと、私が怒鳴られるんだろうか?
大昔の事だけど振り返ってみても
話に乗らなくて良かった、、そう思う
青春時代のクリスマス、年末年始の話。