お子さん3人子育てと家事をこなし
介護職に就きながら趣味を楽しんで下さる40代生徒さん
今、ピアノを習って下さる生徒さんで
幼少時代からずっと近所の友達が
ピアノレッスンを受けているのが
羨ましかったと話して下さったことがある。
珍しいうちは良かったけれど、
だんだん慣れてくると、弾くのも
面倒臭くなってくることがあるようで、
今、少し飽きてきた感じがあるのかな
2年半位経過して、新型コロナの影響もあり
休む期間が長くなると、以前弾いたところを
忘れて覚え直すことが大変らしい。
「以前、覚えたことをすぐに忘れたり、
覚えることが難しいんですけど、
どうしてですか?」
と尋ねられた。
どうしてなのかな?と不思議に思う。
私自身は、新しく覚えたことについて
あまり忘れることがないので、
何の違いがあるのかと思う。
生徒さんの脳がピアノの優先順位を
低いところに置いているからかな?
と考えてみたりするけれども、
彼女の気持ちは、私にわからない。。。
昨日、私は指の練習していた時に、
ふと、浮かんだことがあった。
そういえば
上達しない人と上達する人の違いは、
練習のやり方にもあるかもしれない。
私は覚えるのが速いほうだと思うけど、
一番弾きにくい箇所を一番最初に練習する。
解釈できてスラスラ弾けるようになるまで、
何度も同じ繰り返しの練習を続ける。
すぐに弾けてしまうような箇所は、
練習せずに後回しにすることが多い。
自分の得意な部分と苦手な部分を
客観的にわかっていること、
解釈が違っていれば修正できるように
柔軟に受け入れる体制を準備しておく。
覚える曲数が多くても苦にならないし
一度覚えた曲は忘れることも少ない。
上達しない人の場合は・・・
多分、その逆ではないのかなと思った。
弾きやすいところばかり練習して、
弾きにくいところ、苦手を後回しにする。
間違っても、なかなか訂正しない。
弾きやすいところだけを何度も弾いて
時間を使って練習しても効果は出ない。
そういう違いなのかなと思った。
指先に、色々と情報を覚え込ませながら
弾くのだけれども、そういったコツを
知っているのと知らないのとでは
上達の速さも違ってくるのかな?
と思った。
効率の良い練習方法を紹介しても
人それぞれにやり方があるので
参考にならないと思うけれども・・
せっかく子供の頃から弾きたかったという
夢を叶えた大人の生徒さんなので、
なんとか楽しんで演奏して下さり
趣味が続いて欲しいと願っている。