Chage&ASKA 太陽と埃の中で
チャゲアス復活は・・・
自分の個人ブログなので
思ったままのことを記事にした。
先日、ラジオ番組で服部隆之氏の携わった作品、チャゲアス歌唱の「ホワイトクリスマス」と「星に願いを」が流れた。
これについて服部氏は
「ASKAさんは、スタジオに入る以前から
音楽を作り込み表現ができあがっていた」
と話していた。
この言葉の裏にある重要な部分は
「一方でChageさんは何もしてこなかった」
という点である。
服部さんは何も触れなかったけれども、
ASKAさんのやり方を誉めれば、
相方はそういうことだったとなる。
二人が作り込んできたという話ではなかった。
これは良し悪しの問題ではなくて、
歌に対してどこまで気持ちを込めるか
その考え方の違いが出ていた。
これらの作品について服部氏は1曲を
前半8小節メロディ=ASKAさん
後半8小節メロディ=Chageさん
サビ~後半にかけて2人のハーモニー
それぞれにボーカルソロを割り振った。
1993年と話していたと思う。
結局、作り込んでいったASKAさんと
何もしなかったChageさんに
ボーカルの差が大きく出ていた。
前半ASKAさんフレーズには山あり谷あり
音楽的表情が豊かにできているのに対し、
後半のChageさんのフレーズからは
のっぺらぼうで目口鼻にはどんな表情が
あるか全く不明な表面的な歌だった。
Chageさんソロは唱歌のようだった。
下手とは思わないけれども、『ホワイトクリスマス』や『星に願いを』に唱歌のような歌い方が適しているかを考えると、そうではないと感じたので、表現を考える必要があったと思う。
同じ曲を、それぞれがソロで歌うと
音楽に対する考え方の違いもわかるし
歌唱力の違いは歴然としていた。
1980年以前のデビュー前から、もしかしたらChageさんの方がポプコン歌手としての評価は高かったのかもしれない。音域が広く反射的に、その場で適応する能力が高くて器用な人だ。コーラスも自由自在に変化をつけて歌う素晴らしい才能もある。
けれども音楽の世界は浅い。
一方で、ASKAさんは努力しないと終わってしまうと危機感を感じながら、とにかく研究熱心に追い上げてきた人だと思う。ウダウダと尻込みすることを嫌う。先駆けを意識して、その音楽の世界はポプコンに留まらず、小さな畑を目指してはいなかった。
二人一緒に活動しているうちは良かったけれども、ソロで歩み始めてみると、ChageさんにとってASKAさんの音楽に入る余地がなくなっているために、以前と同じことはできないし、ASKAさんの音楽の世界感を壊すような気がしているんではないのかなと思った。
若いうちは阿吽の呼吸でできたことも
だんだんに難しくなってくる。
特に歌唱に対する考え方の違いは
以前からあったように感じたので
それは埋めることができない。
復活か、、さあ、どうなのかな???