4月12日ブログ記事に貼りつけた動画

13番目59:16Schumann/Liszt  Fruhlingsnacht

フジコ・ヘミングさんの演奏を聴いていて、

クラシックにシャンソンが紛れた気がして、

シューマンの作品がシャンソンに聴こえる。

 

この曲って?、、、聞きおぼえあるな~

「ミステリと言う勿れ」のクラシックBGM曲当てのような状態で、ひらめき電球びっくりマーク

 

シューマン1840年作品39

歌曲リーダークライス12曲目「春の夜」の

出だしが「愛の讃歌」に聴こえてよく似ている。

 

「愛の讃歌」作曲者マルグリット・モンノットはシューマンの「春の夜」をヒントに作曲したのだろうなと思った。

 

フジコ・ヘミング 

 シューマン作品39歌曲リーダークライス

  12曲目「春の夜」

 

 

 

シューマン作品39「リーダークライス」から

12曲目「春の夜」

詩:ヨーゼフ・フォン・アイヘンドルフ

(詩の直訳がしっくりこなかったので解釈が変わらない程度に少しアレンジしました)
 

庭の上空を渡り鳥が飛び交う
春が訪れたという証だ
花は一面に咲き乱れている

 

かつての私は喜びに溢れ

声をあげて泣いていたのに

今の私にはそれができない。

すべての古い過去の神秘は甦り
月明かりの下できらきらと光を放つ

 

月と星は語り、夢の中で森はざわめく
ナイチンゲールの歌は死ぬまで奏でる
「彼女はあなたのもの、あなたのもの!」

 

Frühlingsnacht
Joseph von Eichendorff

Überm Garten durch die Lüfte
Hört’ ich Wandervögel zieh’n,
Das bedeutet Frühlingsdüfte,
Unten fängt’s schon an zu blühn.

Jauchzen möcht’ ich, möchte weinen,
Ist mir’s doch, als könnt’s nicht sein!
Alte Wunder wieder scheinen
Mit dem Mondesglanz herein.

Und der Mond, die Sterne sagen’s,
Und im Traume rauscht’s der Hain
Und die Nachtigallen schlagen’s:
Sie ist Deine, sie ist Dein!

 

この作品は1840年クララとシューマンが結婚した

年の作品。他の音楽には手がつかず

ナイチンゲールのように死ぬまで唄い続けるのだと

シューマン自身を気持ちを表現していた。

前年まで、クララの父はシューマンとの結婚を

激しく反対した。シューマンは訴訟を起こして

法廷裁判を行うほど関係が悪化した。

1840年.シューマンは、ようやくクララと結婚に

こぎつけることができた。 リストも結婚式に参列した。

 

エディット・ピアフ

  愛の讃歌

 

越地吹雪   愛の讃歌

 

愛の讃歌

1948年、エディット・ピアフがNYで出会ったボクサーの

マルセル・セルダンと恋愛関係になり詞を書いた。

マルセル・セルダンには妻と3人の子がいたが、

エディット・ピアフと暮らす家を購入するなどして

暮らしていた。

ボクサーのマルセル・セルダンは

1949年10月28日飛行機墜落事故で死亡。

 

同じ男性を愛した者同士で、ピアフとセルダン妻と

3人の子達は仲良くなり交流が続いた。

 

「愛の讃歌」は1950年発売

 

エデイット・ピアフ詞 (日本語訳詞 岩谷時子)

あなたの燃える手で あたしを抱きしめて    
ただ二人だけで 生きていたいの    
ただ命のかぎり あたしは愛したい    
命のかぎりに あなたを愛したい    

頬と頬よせて 燃える口づけを 
かわす喜び かわす喜び    
あなたと二人で 暮らせるものなら 
なんにもいらない    
なんにもいらない 
あなたと二人で 生きていくのよ    
あたしの願いは ただそれだけよ 
あなたと二人

かたくいだき合い 
燃える指に髪を    
絡ませながら 愛しみながら    
口づけを交わすの 
愛こそ燃える火よ    
あたしを燃やす火 
心とかす恋