2022年4月21日(木)

ゴールドリボン基金

チャリティーコンサート

東京文化会館大ホール

19時開演(18時開場)21時終演予定

全席来場者無料

(抽選にて約2000名無料ご招待・全席指定)

出演者

ASKA、タケカワユキヒデ、八神純子、

尾崎裕哉、幸田浩子

 

 

 

尾崎豊 I love you

 

尾崎裕哉   I love you

 

Lighter

 

 

 

サムデイ・スマイル

 

ラジオ番組で尾崎裕哉(ひろや)さんが出演して話を聴くまで、

世代が違うので、あまり興味を持っていなかった。

 

ASKAさんが、尾崎裕哉さんにゲスト出演のリクエストしたそうで、

尾崎さんは高校時代にASKAさんのリハーサルを見学したことがあり

2月にも、富山のコンサートでの共演での再会があるなどで、

「(ASKAさんが)僕を覚えていて下さっていた」と番組で話していた。

その喋り声は、尾崎豊さんの歌声から想像すると似ていた。

 

YOUTUBEに尾崎裕哉さんのI OVE YOUが出ていて聴き比べたら

父尾崎豊さんと声質は似ても、音楽的感性は全く違うのを感じた。

尾崎豊のような刺々しさや、破壊的なパワフルさは微塵もなく、

ソフトで優しく甘い声の表情からは気恥ずかしさが溢れていて

照れくさそうに唄うように聴こえた。

尾崎豊作品を魂の底から唄うには、本当に難しい。

 

尾崎裕哉さん作詞作曲の作品を聴いてみると、

尾崎豊作品とはかけ離れていて、ポップで心地良いもので

今の時代の音楽を沢山聴いて育った青年と感じたし、

いい曲だなと聴いていた。

 

尾崎裕哉作品を聴いていて、ふと思うことがあった。

 

尾崎豊さんは、思春期を憂う作品が次々大ヒットしたことで

本当は、裕哉さんのような作品を唄いたくても、若者達に

カリスマ的なミュージシャンの印象がついてしまうと、

全く違った音楽にシフトできないことへのジレンマがあり

次の作品を生み出すことができなくなってしまって、

ギャップに、もがき苦しんでいたのかなと、、そんな気がした。

 

わりと早い時期にシフトしていけば良かったけれども

次々ヒットさせた曲の殆どが、そんな作品ばかりだったし

また若者の期待も大きかった。

 

ASKAさんは、尾崎裕哉さんが生まれるよりもっと前から

尾崎豊さんを意識していたんではないのかなと思った。

それぞれに作風は全く違い、尾崎豊作品は心の内面を表した

作品が多く、傷つきやすい多感な青春期が描かれていて

学校や社会に対する不満に多くの共感を得て大ヒットしていた。

 

チャゲ&飛鳥は、すでに多感な青春期を卒業していたので

叙事的だったり男と女がテーマだったりと、当時20代の若者に

共感を得やすい作品が多かったし、デビューから数年の間に

時代に合ったパフォーマンスで売り上げを伸ばしてヒットが続いた。

 

それぞれにファン層を掴むと、次々と大ヒットを飛ばした。

その時代、忙しかった尾崎豊さんとASKAさんに出会いが

あったかはわからない。

 

ウィキペディアで調べてみたら、二人に意外と共通点は多かった。

尾崎豊さんもASKAさんも、父親が自衛官の家庭で育ってきて、

学生時代は剣道部員だった。 剣道で対戦できたら良かったね。

自衛官の家庭は引っ越しを経験する子が多く、その環境変化で

上手くいく場合とそうでない場合があると、話を聞いた事がある。

 

1980年代には、それぞれにヒットを飛ばし続けてきて、

尾崎豊さんは1989年薬物事件で逮捕され、

1991年ツアー復帰したが、1992年急死した時にも

アルコールの他に薬物が検出された。

ASKAさんも、2014年薬物陽性反応が出て逮捕された。

が、現在は復帰して全国ツアーなどをおこなっている。

ヒットさせながら薬物事件を起こした点でも共通していた。

 

ASKAさんの長女薫さんは1989年7月生まれ。

尾崎豊さんの次男裕哉さんも1989年7月生まれ。

尾崎さんもASKAさんもお子さん達が、それぞれ似たような時期から

音楽活動を始めて、共に作詞作曲をしてシンガーソングライターとして

活躍している点でも共通している。

 

うまく説明できないけど

尾崎裕哉さんが生まれる前の親の生きてきた時代から

この人の歩む道に景色ができてるのを なんか感じたかな。。