子供の頃に、親が西郷輝彦、舟木一夫、橋幸夫の人気スターを

御三家ということと教えてくれた日があり、よくヒット曲が流れていた。

その後、西郷輝彦さんがドラマ俳優として活躍するのを見て

何歳になっても年を取らずにカッコ良くて、若々しくフットワークが軽い、

そんな印象を持っていたので、こんなに早く病でお亡くなりになるとは

思っていなかった。

 

去年8月に、日本では未承認の癌治療を受けるためにオーストラリアに

向かうことはテレビでも報じられて知っていたけれども、てっきり

すっかりお元気になられたのかなと思っていたので、残念に思う。

でも常に前向きに癌と闘っておられて、その精神力が素晴らしかった。

前立腺がん、75歳。

 

話は全く変わるけれども、、、

ピアニストのマルタ・アルゲリッチが癌を患っていたことは

日本ではあまり知られていない。

1990年悪性黒色腫を発症して治療後に寛かいしたけれど、

1995年に再発してリンパ腺と肺に転移していた。

進行癌だったのではないかと思う。

 

その時、アルゲリッチはドナルド・モートン氏によって創設された

アメリカ、サンタモニカのジョン・ウェイン癌研究所で、当時は

まだ未承認だった実験的治療によって寛かいした。

感謝を込めてカーネギーホールでコンサートを行い、

その収益はその癌研究所に寄付をしている。

その後、今も元気に世界中を飛び回り演奏活動を続けていて

今も再発はしていない。

 

アルゲリッチが治療を行っていたジョン・ウェイン癌研究所の研究員は

日本人も数名いるようで、日本のあちこちの癌を扱う名門病院で

活躍しておられるのではないのかと思う。資金があって最先端の

癌治療を行える人は、こういった実績のある癌研究所の先生方との

出会いがあると治療の進め方も違っていたのか、、、癌の種類も様々で

全ての人に合う治療や薬というのが、なかなか難しいものかもしれない。

 

最近、アメブロでもがんサバイバーというジャンルがあって、

トピックスなどにあがっているので、読んでみたりするけれども、

今、若い人の癌が、これほど多いとは知らなかったので驚いている。

治療法もさまざまで、その治療を続けても大丈夫なの?という

心配になるような、怪しい治療法の記事も読んだことがあった。

標準治療で、普通に元気になるような世の中が訪れると良いと思う。