小学校の授業で音楽鑑賞をしながら
頭の中に浮かんだ絵を描くというのがあって
その時に聴いたのが、このペール・ギュントの
第1組曲の4番目「山の魔王の宮殿にて」
だったのを覚えている。
「ペールギュント」の戯曲は1867年に
人形の家や民衆の敵の戯曲などで知られる
イプセンによって書かれた。
その作品にグリーグが音楽を書いた。
イプセンは1,800年代のスウェーデンの戯曲家。
昔の作家の本を読んでも、女性の自立について
人としての生き方についてなど考えさせられる。
いつの時代も、人の心の動きに共通のものがあって
例えば、大衆は良くも悪くも多数の言葉に惑わされて
流されやすく、少数の貴重な言葉に耳を傾けそびれて
重要な事に気づくのに遅れてしまうとか、、
そんなことがテーマの作品もあったと思うけれども、、
時代は移り変わっても、どの作品も今の時代に
通じることが多い。
グリーグについて
グリーグはノルウェーの作曲家。
(1843年6月15日 - 1907年9月4日)
私は、ピアノの小品『抒情小曲集』がすぐに浮かぶ。
1800年代半ば以降、
多くの大衆音楽ファン向けに作曲して、
この時代にとってのポピュラーな作品として多く
国民に親しまれた。
若い娘たちがグリーグのピアノ作品を
好んで弾くのを聴いた
ドビュッシーが、グリーグの作品は甘い
金平糖のような音楽と揶揄したと、
何かに書かれてあるのを読んだ事がある。
けれども、溶けて消えてなくなるどころか、
未だに多くの音楽ファンに親しまれている。
ペールギュント第1組曲作品46は1891年に編曲された。
1朝
2オーセの死 (ペールギュントの母親=オーセ)
3アニトラの踊り
4山の魔王の宮殿にて