-レッスンバッグから楽譜を取り出してピアノの譜面台に置く-
8日(火)ブログ記事にした通り、9日(水)のレッスンより実行して、
先月(11月)より入会して、レッスンに通ってきてくれている
幼稚園年中組(4歳)のT君とママには説明をして
「今日から、ママには手伝ってもらわずに、自分でバッグから
楽譜を出して譜面台に演奏するページを開いて席について下さいね」
早速、実行してもらい、時間がかかっても自分で片づけてもらった。
ママもT君も、少々緊張気味ではあったけれども、帰り際に
「今、通ってる幼稚園も自分のことは自分でしましょうという
方針なので、その方がいいです」とご理解をいただけた。
家でまったく練習しないお子さんは後ろめたさがあるのか
自分でバッグから楽譜を取り出すことをしたがらないで、
ママや私が楽譜を譜面台に載せて用意するまで動かない。
きちんと練習する子は、自分の目的意識がはっきりしているので
ためらわずに楽譜を譜面台に広げて、積極的に椅子に座る。
そんな違いがある。
毎日、進んで練習をしてくる、B保育園出身の女の子は、
小学校に入学した時から家庭内でも自主学習、宿題、
ピアノの練習時間など、時間を組み立てて実行するそうで、
すべて自分で決めて行動しているというお話だった。
私が指導を始めて4か月しか経っていないけれども、
多分、1日最低でも1時間は練習しているんじゃないだろうか。
バイエル、トンプソン、プリントした楽譜など渡しておいたものは
すべて予習と復習がしてあるので、どこをどう練習すると
弾けない部分がクリアできるのかを細かくアドバイスがしやすい。
今まで私の所にレッスンに通ってくる生徒さんは、どちらかというと
1週間、ほとんど練習してこない子が多かった。
「この課題を、毎日少しずつ練習してきてね、約束だからね」と帰しても
翌週になると、「そんなことは忘れた、先週、どの曲を弾いたか忘れた」
約束が守られたことはなく、全く進まないことの方が多い。
何故、ここまで練習しないでも平気でいられるのか?と思うけれども、
お忙しい生活の中で、ピアノを習いに通って下さることを考えると、
せめて、ここに来て下さった時だけでもピアノに触れてもらえれば、、
技術を学ぶとか、曲を弾けるようになるとか求めていないのだろう、、
楽しければ良いのだ、、、と、そんな風に考えることが多かった。
その子の楽しいだけを通していくとどうなるのか?というと
1年経っても、1年前と同じような事を繰り返すだけで変化はない。
それがそのA保育園出身の子供達の習慣で、繰り返しが好きで
新しいことを求めたがらないところに、少々問題を感じていて、
なんで新しい世界を冒険したがらないのかな?と思う。
お母様方は、「それがうちの子の性格ですから」とおっしゃる。
けれども、そこの保育園出身の子は皆、揃いも揃ってそうなので、
全員そういう性格なのか?という話で、、、
ほんの少しずつでも、ピアノのレッスンを通して計画を立てて練習し
実行することが楽しくなるように習慣づけることができないものか、、、
何しろ、新しい事を学んで前進することの大切さも身につけて欲しい
お母様と相談しながら、今からでも小学校入学までの間に改善をして
毎日少しずつでもピアノを弾けるようになってほしいと願っている
結局、黙っていても練習してくる子のことは心配しないけれども
まったく練習しない子については、どうしたら学ぼうという気持ちを
持ってくれるのかを、いろいろと考える。
ピアノを学び始めた早い段階で、自分できちんと楽譜の管理をして
バッグから取り出して、鍵盤の近くに置いて計画を立てて
練習する時間を作り習慣をつけないと、時間が経つほどに
遊びたい方に逃げてしまい長続きしなくなるように感じる。