今日、レッスンの予定だった6歳の生徒さんが

少し咳が出るということだったので、午後から

スマホを使ったリモートレッスンを行った。

 

親子で習って下さっているけれども、

しばらくリモートレッスンを拒んでおられたのだけど、

今後、数か月間は対面レッスンが難しくなる事を説明して

一度だけでも体験してみませんか?と勧めていた。

 

今日、6歳娘さんが元気だけど軽い咳症状というので

タイミング良く、リモートレッスンを受けてもらうことができた。

 

今日体験して頂いたところ、子供さんは楽しんで下さった様子で、

親御さんは思っていたのとは違っていて楽しかったので、

これからも利用したいとご理解いただけたので良かった。

 

保育園に通っていて、家での練習時間が取れないので

1週間に一度も楽器に触れずにレッスンに来てくれる。

テキストも家で練習してきて弾くということがない生徒さん。

 

日頃から何も練習してこない生徒さんのリモートレッスンでは

いったいどんなことをするのかというと・・・

 

復習で、前回までに弾けるようになった曲やクリスマスソングなど

2曲ほどウォーミングアップと頭の体操で演奏してもらい、

忘れかけている様子であれば、また課題にしておいて

新しいところには進まない。

 

15分ほどテキストや課題にしてあった作品の演奏指導の後、

残りの時間で、五線ノートを使用した音名当てクイズ形式で

こちらで五線ノートに書いた音名を当ててもらう。

 

今、ヘ音記号強化月間なので、今日もヘ音記号特集で

こちらで五線ノートにヘ音記号の音符を書いて

「先生の書いた音符を読んでみてね!」と音名を当ててもらい

正解すると、今度は生徒の五線ノートに同じ音符を書いてもらう。

 

読んだ音名を五線の正しい位置を書けるようになっているか

理解力を確かめることができる。

 

ヘ音記号8小節ほどの左手の音楽が出来上がるので、

自分で読み書きして出来上がった作品を演奏して

演奏力を確認して、今日のレッスンは完了する。

 

ヘ音記号の読み書きをして左手の指を動かすことで

どの程度の理解力が進み、左手の指が使えるように

なってきているかを確認することができる。

 

あまり練習しない子でも、左手を動かす習慣をつけておくと

右手も勝手に動かして演奏できるようになるので、

1週間ほとんど練習しなくても、理解力はできてくる。

 

あとは生徒さんが積極的に練習する気持ちが芽生えれば

譜読は苦にならないので、反復練習の習慣をつけると

演奏技術も習得できるようになるかなと思う。

 

幼児期や小学校低学年の、ピアノレッスン導入時期や

あまり練習をしたがらないお子さんは、クイズ形式で

遊び部分を作って集中力が高まってくる時間に、その中で

必要な知識を覚え込ませ、その子の意識の中に得意分野を作り

繰り返すうちに自然と楽しんで弾いてくれるようになると良いと思う。

 

リモートレッスンに否定的な方もあると思うけれども、

ある程度、演奏技術を伸ばしたい生徒さんについては

クイズ形式よりは、テキストを使った演奏指導していて

全ての人にクイズ形式ではないけれども、それぞれ

生徒さんが求めることに応じたレッスンが可能になっている。