ゲンリフ夫妻は結婚してスタニスラフが誕生すると、間もなく

ゲンリフ妻は詩人パステルナークと恋に落ちて離婚したため、

母に引き取られて育ち、スタニスラフ父子が一緒に暮らした

時期は殆どなかった。

 

成長してスタニスラフがモスクワ音楽院に入学すると

父親のゲンリフにピアノを学ぶ機会に恵まれた。

1950年録音は、1949年ショパン国際ピアノコンクール本選で

演奏することが叶わなかった翌年の録音ということになる。

 

モーツァルトも、父レオポルトによって才能を見出されて

音楽教育を施されて偉大な作曲家に花開いた。

ピアノ演奏はスポーツにも似て、明けても暮れても長い時間の

忍耐強い練習が続いてようやくそれなりになるものだけれども

父子鷹っていいなぁ、、、と思った

 

ゲンリフ・ネイガウスとスタニスラフ・ネイガウス父子共演

2台のピアノのためのソナタ ニ長調 1950年録音

1. Allegro con spirito 

2. Andante 10:47

3. Molto allegro 20:17