教会旋法 ウィキペディアより
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%95%99%E4%BC%9A%E6%97%8B%E6%B3%95
蘇州夜曲の譜面を見ていて、変ロ長調でシ♭主音をドとしてみた場合に
そういえば、ファがないなぁ・・・と気がつき、蘇州なので中国を意識して
作られたことはわかるので、中国音階を調べた。
中国音階は、ド・レ・ミ・ソ・ラの5音から成り立ち
ファ・シ、つまり第4音、第7音が省かれた音階なので
ヨナ抜き音階とも言われるそうで、これは日本の明治以前の
童謡や唱歌などの古典的な楽曲もそれに該当するそうなので
日本の童謡も、ヨナ抜き音階かを考えて聴いてみると
また違った味わい方ができるかもしれない。
蘇州夜曲は、ファはないけれどもシは入っているので
完全な中国の音階の流れに沿ったものではないけれども
中国と日本の曖昧さを意識して作られた作品であるのは
感じることができた。
ファが使われていない曲といって思い浮かんだのが
日本で最も有名な「君が代」だった。
そういえば、「君が代」って、ファがないだけじゃない。
レから始まりレで終わるのに、ニ長調でもニ短調でもない。
ニ長調ならファ♯、ド♯と2つシャープが入る。
ニ短調ならシ♭、又はシ♭、ド♯が入る。
でも全て白鍵で唄える曲だから、一般的な音階と違う。
それなら、日本音階のヨナ抜き音階かというと、
唄ってみるとシが入るので、それも違う。
日本音階でもなければ、短音階、長音階でもない。
「君が代」を唄ったことはあったけれども
音楽の時間に、音階について学んだ記憶はない。
全部、白鍵で唄える。
レから始まりレで終わる。
これ、、、
ヨーロッパの古典的な教会の讃美歌で唄われる教会旋法で
レに始まりレで終わる、全て白鍵が使われるドリア旋法に
従って作曲された作品。
唄の最後に「アーメン♪」をつけて終わるのがふさわしい曲で、
あえて「ファ」を外すことで日本ぽさを出しているけれども
作曲法は、明らかにヨーロッパの教会のミサ曲と同じ手法。
なんで日本人の曲なのに、ヨーロッパの教会旋法なのか?
調べたら「君が代」の作曲者が敬虔なクリスチャンのドイツ人で、
ああ、、、やっぱりそうだったか
でも変だよなぁ~
日本の神様ってイザナギやイザナミが浮かぶし
歌詞だって、日本の島国が作られる過程の日本神話に
基づいていたと思うのに、なんでキリストに祈りを捧げる
ミサ曲になってるの?という話で、、、
神社と教会が共存する「君が代」にアーメン♪