非常事態宣言で飛び出した言葉は

 I don't take responsibility at all

  (私は一切のことに責任を取らない)

 

トランプ大統領は、13日市場が引ける30分前に

会見で非常事態宣言を行い500億ドルの財政出動をすると語り

市場は反応して打ち上げ花火のように1900ドル上昇して終えた。

 

この会見の中でトランプ大統領の言動が、

メディアで大きく取り上げられることになったヒトコトが

 

 I DON'T TAKE RESPONSIBILITY AT ALL

 (私は一切のことについて責任を取らない)

 

黒人女性記者からの

「検査などの遅れについて責任を取らないのですか?」

の質問に対する返答だった。

 

それぞれの地方自治体の対応が悪いだけで

「それは私のせいではない」と言い逃れが続く。

 

600日前に国家安全保障担当のボルトン氏が

パンデミック事務所を閉鎖していたが

このことについてトランプ大統領は知らないととぼけた。

 

おまけに

「Googleには感謝している。

 Googleのおかげでアメリカのどこでも検査ができるようになる」

トランプ大統領は会見で述べたが、Googleはそんなことは知らないという。

また会見でトランプ大統領自身がメディアにデマ情報を拡散してしまった。

 

2016年ウイキリークスのアサンジュ氏を使い、ヒラリー・クリントン氏の

デマ情報を拡散させて落選させたこと、バイデン候補の息子の汚職疑惑等

デマ情報を拡散させて当選を狙ってきた事にもつながる。

トランプ大統領は、SNSなどを使い常にデマ情報を拡散し続けるのをやめない。

 

 

ただ、ペロシ下院議長が中心となり民主党と共和党が団結して

新型コロナウイルスに関する緊急法案を可決させたことが

唯一の朗報となっている。

 

日本では14日夕方、むくみ顔の安倍首相が鼻の詰まった声で会見を開いた。

トランプ大統領も安倍首相も共に健康不安を抱えた様子で

新型コロナウイルスの検査を勧めたくなるような表情だった。

 

トランプ大統領も安倍首相も、後手後手で行き当たりばったりで

株価の下落を食い止めるのに必死で慌てふためいて

自分の政権を維持するために莫大な国税を使い、

あらゆる策を講じているようにみえて仕方がない。

株価下落の心配して曖昧な言葉で説明するよりは

まず国民が今の生活を心配せずに暮らせるように、

すぐに響くようなことを考えて欲しい。

 

新型コロナウイルスの感染拡大は、

トランプ大統領に対して弾劾裁判以上の効力を発揮しているようで

秋の大統領選では弾劾相当に値する結果を招くかもしれない。

それぞれ候補者も選挙演説集会もできなくなってしまい、

共和党支援してきた国民も、今では民主党の予備選投票に向かっており

民主党には追い風となっている。