ヴァイオリン、ビオラ、チェロ、ピアノのアンサンブルが

とても温かみがあって素晴らしくて心に沁みた。

 

年明けに先生宅にピアノレッスンに伺ったら、

今秋の発表会の作品を考えるように言われたので

迷わず

「BrahmsのIntermezzo Op.118-2でも良いですか?」

 

この曲、発表会のステージで弾きたいわけではなくて

毎週、先生宅のスタインウェイでレッスンを理由に

弾けるんだったら嬉しいなぁ

 

30代、40代で弾いた時は演奏が未熟だったのが

50代の今、少しは成熟した音色で自分らしい演奏ができる気がする。

 

ピアノ作品て、レッスンでを学ぶとその時期だけ演奏して、

あとはもう弾かないでそのままにしてしまうことがあるけれども、

何年もかかって何度も同じ作品に関わり続けてみるのも

自分の成長具合がわかっておもしろい。

 

昔、先生から言われて譜面に書き込んだことは覚えていても、

大半の細かい事は随分忘れている。それを思い起こしつつ

自力で譜面を読み解くと、それまで使わなかった技術を使ったり

自分らしい表現が見つけられたり、年を重ねた分だけアソビ幅が

広がるというか、伸びしろを感じたりすることがよくある。

 

何年も熟成させてコツコツ練習を重ねていくことで

今だからできる演奏表現があると喜べる。

 

ほんの数か月だけ練習して弾けるようになった気で発表会で

演奏するよりも、何年も熟成させてきた作品を演奏しておきたい

というのもあるかな