今日、ピアノの先生宅にレッスンに出かけたら

先生が帰りがけに「頭に帯状疱疹できちゃったのよ」と・・

 

えっ? 頭に帯状疱疹ですか?

 

「病院で入院していなくて良いのですか?」と言いたかったけど、

淡々とした話しぶりで、見た目は先生が凄くお元気そうだったのと、

ビックリしてしまって言葉が出てこなかった。

 

年末年始頃に発症したそうで1か月近く痛みに耐えて

おられる様子で、おでこの赤い発疹が痛々しい。

60代を過ぎてから発症する人が本当に多い。

 

赤い湿疹だけでなく熱が出てきて激しい痛みを伴うそうで

先生が頭の皮膚だけでなく神経まできているのか

「とにかく頭痛が酷いのよ」と話しておられた。

 

私の家のお向かいのご主人が10年前に

頭に帯状疱疹ができて入院したけれども

かなり重症だったようでお亡くなりになった。

それほど危険な病気である。

 

脳裏にそのことが浮かんだけれども、

先生にそんな話をするとショックで倒れてしまうと思い

「先生、とにかく無理は良くないですから安静にして

 お大事にしてください」とだけ言って帰宅した。

 

幼少の頃に水ぼうそうの経験のある人は、

高齢になって免疫力が落ちてくると、体内で大人しくしていた

水ぼうそうウイルスが悪さをして帯状疱疹を発症するらしい。

 

昔、水ぼうそうの経験のある人は、帯状疱疹の人から

それがうつることはないけれども、水ぼうそう経験のない人は

帯状疱疹の人の菌から水ぼうそうを発症することがあるそうで、

帯状疱疹の先生がお子さん達を指導するのも心配だけれども

なかなか先生にそのことを伝えることもできなかった。

 

今、家で落ち着いて考えてみたら・・・

先生の体調が悪い期間だけ、私や門下の仲間たちの持ち回りで

小さなお子さんたちに代理レッスンすることは無理だろうか。

先生は、他人に任せるのは気が気ではないだろうけれども

無理をしてこじらせてしまわれないか心配になってきた。

 

治っても神経にダメージがあった場合は

後遺症として神経痛が続くことがあるようなので

何とか回避できないのかと調べてみたら

「帯状疱疹ワクチン」があるらしい。

 

この予防注射を受けておくと、万一、帯状疱疹になっても

軽く後遺症の心配も軽減できるようなことが出ていた。

 

「帯状疱疹ワクチン」があるなんて知らなかった。

 

私も幼少の頃に水ぼうそうの経験があるので

「帯状疱疹ワクチン」接種しておこうかと思う。