若い頃、母が「男はつらいよ」の映画が観たいというので
一緒に出かけたことがあったけれども、その頃は
面白いとは思わなかったし好きでもなかった。
3か月ほど前にこの動画を見つけた時から
渥美清の作品を見てみたいと思うようになった。
今日からBSで「男はつらいよ」の映画放送が始まり
見ていたらハマってしまった。
寅さんという人物が本当に生きていて
取り巻く人々の日常も活気あるものだった
と錯覚してしまうほど見事に描かれていた。
ミヤコ蝶々、笠智衆、東野英次郎など、、
ああ、懐かしいと思いながら見ていた。
1969年頃の作品だったけれども、その当時は
黒電話がリーンリーンと鳴る時代で、携帯や
スマホもなくて、見知らぬ人同士でもその場に
居合わせると大声で喋っていたような時代で
心が通い合う時代だったことを思い出した。
今、見かけない景色だけれども、確かに
私が幼い頃には威勢の良いお兄ちゃんがいたり
人情味の溢れる、活気のある時代があった。
懐かしく思う。