今考えると理解できない流行 ブログネタ:今考えると理解できない流行 参加中
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1960年代後半頃からか、洋楽やフォークソングブームと同時に

都会ではヒッピーという長髪でパンタロンにゲタやブーツを履いた

奇妙な恰好の若者集団が現れて街を闊歩するのをテレビで見て

その時代も理解できなかったし、今もやっぱり理解できない流行だった。


そうそう、、、

ウーマン・リブという言葉も流行っていた。

「ウーマン・リブって何なの?」と父に尋ねると

「あんな男みたいな女になるんじゃないぞ」と言われた。

それなのに、今どきはジェンダーレスな女性の方が多い。



また一方で、私が小学校から帰宅すると、両親は興奮して

テレビに釘付けになっていて「またハイジャック事件が起きたぞ」

「今度は浅間山荘立てこもり事件をやっとるぞ」と、

安保闘争の真っただ中の時代、学生運動、内ゲバという言葉を

よく耳にしていた記憶がある。有名大学の学生や警官たちの

混乱ぶりを映し出すのを見て凍りついていた。


朝から晩までハイジャックシーンで、動かない飛行機をジッと睨みつけ

そのうち何が起こるんだろうか?と、家族全員がちゃぶ台を囲み

テレビの前に正座して、ただ黙ってテレビを眺めていた。


浅間山荘事件の時も、建物にろう城する犯人たちと警察のやりとりを

語るアナウンサーの声に耳を傾けて、ただジッとテレビを眺めて

家族全員が興奮し、その先には何が待ち受けているのか

ドラマチックな展開を期待しながら見ていたと思う。


両親からは「いいか、あんな世間を騒がせるようなキチガイじみた

大人になんかなるんじゃないぞ」「大学は恐ろしいところだ」と教えられた


日本赤軍、連合赤軍、赤軍派、中核派、革マル・・・

よくわからないけれども、たぶん、どこの地方でも大学構内や周辺地域では

学生が中心となって、あちこちで集会やデモ流行で、一般人は巻き込まれては

危険なので行ってはいけないと教えられていて電車で遊びにも行けずに

迷惑なことだった。


今考えてみても、なぜ、ハイジャック事件や浅間山荘事件といった

学生が一般人を巻き込んだ派手な国内テロ事件が流行ったのか

よくわからない。


あの頃に学生だった人達は、今、60代後半から70代ぐらいの人が多い。

2015年には安保法案が可決されて、あの時代に騒いでいた人達は

年老いた今、あの時代の騒ぎをどう考えているのかなと思うことがあるけど

そんなことがあったので、今でも団塊世代は嫌いだ。