1位 Seong-Jin Cho (韓国)
2位Charles Richard-Hamelin (カナダ)3位 Kate Liu(アメリカ)
第17回ショパン国際ピアノ・コンクールの優勝者は
韓国からエントリーしたチョ・ソンジン
以下は入賞者
1位 (30 000 €) and gold medal - Seong-Jin Cho(韓国)
2位(25 000 €) and silver medal - Charles Richard-Hamelin...(カナダ)
3位(20 000 €) and bronze medal - Kate Liu(アメリカ)
4位(15 000 €) - Eric Lu (アメリカ)
5位 (10 000 €) - Yike (Tony) Yang(カナダ)
6位 (7 000 €) - Dmitry Shishkin(ロシア)
佳作HONORABLE MENTIONS (4000 €)
Aljoša Jurinić, Aimi Kobayashi, Szymon Nehring, Georgijs Osokins.
その他の賞
SPECIAL PRIZES
ポロネーズ演奏のパフォーマンスが高かった
フレデリック・ショパン協会賞受賞 (3 000 €) Seong-Jin Cho(韓国)
マズルカ賞(5 000 €) Kate Liu(アメリカ)
ソナタ賞(10 000 €) Charles Richard-Hamelin(カナダ)
( )は賞金額
賞金額を日本円に換算した場合
1ユーロ=136.13円
30000ユーロ=4109,589円
25000ユーロ=3,424,658円
20000ユーロ=2,739,726円
15000ユーロ=2,054,795円
10000ユーロ=1,369,863円
7000ユーロ=958,904円
5000ユーロ=684,932円
4000ユーロ=547,945円
3000ユーロ=410,959円
1位賞金合計33000ユーロ=4520548円
2位賞金額合計35000ユーロ=4704521円
3位賞金額合計25000ユーロ=3424658円
2位のHamelinの方が、1位のSeong-Jin Choよりも
賞金合計額は20万円近く上回っている
総合的に誰よりも優れているから優勝するのに
優勝者よりも、2位の技巧が優れていて賞金が高い?
なんか変だ・・・
Hamelinて本選が始まる頃には優勝候補として
名前が挙がっていたように思うけど
賞金金額から見れば優勝者以上の評価を得ている
ショパンコンクールへの参加資格として
世界的に有名なピアニスト2名以上からの推薦など
色々と条件があるようで、その方々への謝礼も
ここから支払われるんだろうか?
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今回、本当に韓国参加者達の演奏技術の高さは
際立っていて、凄く情緒豊かで繊細な演奏をする
韓国人演奏家が多いのが印象的だった。
国柄なのか、演奏に自由さよりも実直さが出ていた。
アメリカからエントリーの入賞者二人は共に
カーティス音楽院に通う学生で
ロバート・マクドナルド氏から学んでいる。
音色は素晴らしかった。けれども運指の手つきは
美しいとはいえない手法だったので、アメリカは
さすがに自由の国である。
カナダからも2名の入賞者が出たが、美しい旋律を奏でていた。
私自身は5位のYike Tony Yangの方が印象に残っている。
韓国と日本は隣国同士で、どちらが演奏レベルが高いかは語れない
けれど、日本国内のコンクール審査、選考方法に問題があるかもしれない。
伝統的に世界的に通用しにくい演奏表現の人達を海外コンクールに
選出するのをやめて、世界レベルで優れた演奏力を持つ人を選出すれば
いつの日か優勝者が現れるだろうと思う。
ファイナルには残ることができなかったものの他にも
素晴らしい演奏をした実力のある参加者が多くいたので、
将来は、世界的なピアニストとして活躍しそうな予感がする。
ワルシャワで開催されるコンクールでありながら
ポーランド人が入賞せず、周辺のヨーロッパ地域からも
参加者が少ないことには驚きがあり、何故かなと思った。
それでも、演奏者達の様々な演奏作品を聴いて
テクニックや表現について考えさせられたし
学ぶところが沢山あって面白かった。