2月はどんな月だった? ブログネタ:2月はどんな月だった? 参加中
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副鼻腔炎も気管支炎も早く治したい一心で

とにかく病院に通い詰めた。


検査で、さっぱりわからなかったのが

「深呼吸」のやり方。


レントゲン検査で

「息を吸って、ハイ、止めて」


息を吸い始めるとすぐに、「ハイ、止めて!」

まだ吸い始めたばかりなのに・・・?

息を吸ってから止めるまでの時間が凄く短い。


また別の検査の時にも

寝台に仰向けで寝転がっていると看護士さんから

「では、深呼吸をしてください」と言われた。


深呼吸を始めたら、

「そうじゃなくて、もっと普通に深呼吸してください」

と注意された。


あらためて深呼吸をすると、

「そうじゃなくて、普通の浅い深呼吸でいいんです」と

また注意を受けた。


レントゲンや病院で検査をする時の深呼吸って

深い呼吸を指すわけではないらしい。

普通の呼吸とも違うらしい。


普通の浅い深呼吸ってどういう風にするの?

これがさっぱり意味がわからなかった。


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微熱が続き、病院までの車の運転が難しかったので

夫に付き添ってもらった時のことだった。


私が病院のベッドで点滴を受けている時に

隣のベッドには年老いたおじいさんが寝ていた。


キビキビした看護師さんがやってきて

「〇〇さん、今から、3つ単語を言いますからね

 覚えておいてくださいよ

 さくら ねこ 電車


 今の単語を、あとでもう一度確認しますが、

 今朝は何を食べましたか?

 一日、どんな行動をしていたか教えて下さい・・」


こんな調子で10分ほど会話が続いた後に

看護師さんは、おじいさんに尋ねた。

「先ほど話した3つの単語を言ってみて下さい」


おじいさんが、「さくら、、、、、 、、、、なんだったなぁ?」


数十秒ほど、考え込むおじいさんに向かって

看護師さんは、淡々と


「思い出せないですか?思い出せないんですね。

 ご家族と連絡を取りたいですが

 お近くにお住まいの方はいらっしゃらないですか?

 電話番号は言えますか?」


矢継ぎ早に早口で喋っていた。



この看護師さんとおじいさんのやりとりを

私と夫は、ずっと黙って聞いていた。


夫に向かって

「看護師さんが、おじいさんに尋ねた

3つの単語なんだった?」

と尋ねると



「あ!!!

 さくら、ねこ、、、、なんだっけ?」


「えっ、冗談でしょ?!

 思い出せないの?

 たった3つの簡単な単語なのに?

 ご家族の方と連絡取りたいですが、

 家の電話番号は覚えてらっしゃいますか?」


「ボク、あの、、認知症なの?」


「間違いないね」


夫に

「認知症の検査したほうがいいよ」


私の病気よりも夫の記憶力の悪さが深刻で

大丈夫か?と青ざめた。

スマホやりすぎで脳の老化が早まったかも?!