ブログネタ:記憶力いい?
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記憶力って、効率の良い記憶の方法を知っている人は
たぶん、記憶力が良いのだと思う。
今日、なんとなくだけど、そのことに気づいた。
12月下旬、先生からベートーヴェン第1番4楽章を言われた筈が
年明けに4楽章を始めたとたん
「3楽章4楽章なんかよりも全曲1楽章やった方がいいのよ」
と話の流れが微妙に変化してきたので、それもいいか・・と。
でも、乗りかかった船から降りられない。
先生にとってはどうでも良さそうな第1番4楽章でも
私にとっては、今、気分が乗っている時で、ここで
「やめよう」はないよなぁ。。
第8番1楽章と第1番4楽章をチャンポン練習して
両方の作品をみてもらおうか。
両方を同時に作品をみるとどうなるのかと思ったら
意外と練習効率が良くなるのを知った。
ああ、なるほど!フォルテッシモってこの感覚だ。
オクターブのつかみ方って、ああ、、そうだ!!
こっちの作品で出てたならあっちの作品でも使える。
また3連符が出てきた、、、譜だけ読めば
使い方同じだから無駄な練習は省ける。
2日前には弾けてなかった部分があったのが
他の作品の部分練習を入れたことによって、
曲想のつなげ方がわかれば、そこに呼吸置いて
指をつなげられるコツがわかり、
なんだ、ただそれだけのことだったか。
そうそう、、、
ベートーヴェンの独特の息づかいとニオイが
ここにあるんだ~~~!と、妙に納得できた。
どこをほじってもベートーヴェン作品なので
似たり寄ったりな箇所が多く出てくるって、
当たり前のことだけど・・・
1作品だけ丁寧にみると、せっかく覚えた弾き方を
全部あっさりと忘れる。
ところが、あっちもこっちも同時に手をつけていくと
共通の技巧が多くあるから、同じような弾き方を繰り返すと
同時に複数の作品を覚えていられることに気づいた。
そうだったのか、、、
著名な演奏家達は年を取っても、なんであんなに記憶力がいいの?
と、ずっと疑問に思っていた謎が解けた。
それで先生は
「執着せずにまとめて練習した方が良いよ」
と教えてくれていたのかもしれない
これって、バッハも同様ことがいえるのかなぁ。
プレリュードだけをまとめて1冊分ダダダダ~~と
練習したらわかりやすいかもしれないし
ショパン作品は作品ごとに技巧も違う気がするけど
モーツァルトとベートーヴェンのソナタ作品て
同時に何曲もまとめて練習するのはアリだな!
たまに突拍子もないことを試みると
思いがけない発見がある。