ハンマーを抑える部分は

                      2か所にアルミの盤が使われていて

                      鉄の支えに打ち付けてある。

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今日は、1年に1度の調律の日。

調律師さんが来ると、ハンマーなどを見せてもらう。

どういう構造で作られていて音が出てくるのか

日頃は見る機会がないのでおもしろい。


先日、ドアノブの取り替えに来たオジサンから

「アルミドアにすると、ピアノの音を吸収せずに

 跳ね返しちゃうから喧しくなるけど、

 お宅のドアは木だからピアノを弾くには良かったね」

と言われた。


ところが、ピアノのハンマーを抑えているのはアルミだった。

そうか・・ ここに木を使えば良さそうなものだけど

重さに耐えられず数年のうちに歪んでしまうので、

今の時代には使えないのかもしれない。


実際に、昭和30年代頃は木を使っていたという話で、

うちに来ている調律師さんが販売する中古ピアノは、

そこの部分を木に変えて売っているとのことだった。


アルミは頑丈で長持ちするかもしれない。

けれど、音色を考えた場合は芸術的とはいえないかも?!

この部分にスタインウェイやベーゼンドルファーは、

何が使ってあるのだろう?

やっぱり、真鍮(しんちゅう)だろうか?


調律師さんは、昨年秋頃から突発性難聴を患っていたそうで

最近、ようやく調子が戻ってきたところと話していた。

それが原因なのか・・・・・・


さて・・・


調律師さんは調律しに来たはずなのに

時間がなくなったからと調律せずに帰って行った。


何やら、ピアノの調整に関わることはしてくれていた。

でも、それは私が積極的に頼んだことではなかった。

それでも、その仕事をして頂けたおかげで、

表情が明るくなり心地良い音色がしているので

とても満足している。

タダでやってもらうには心苦しい内容だった。


でも、まだ調整して頂いた分の代金も調律代金も払っていない。


「調律は?」と尋ねると、

「梅雨のシーズンを過ぎてからの方がいいよ」と

乗り気じゃないようで・・・


でも、どうしても調律して欲しいので・・・

「じゃあ、4月3日の木曜午後に来ますけどそれでいいですか?」

と言われた。


ちょっぴり釈然としないんだけど・・・

耳の病気が原因で不安なんだろうか?


それにしても、ヒノキのインシュレーターにしてから

1年以上調律をしなくても、あまり音が狂わないので

今の状態では調律のやり甲斐がないのかもしれない。


檜のインシュレーターで湿度調節ができて

ピアノを良い状態に保つことができるのが実証された。