チャイコフスキーの『子供のアルバム』に入っている作品で
このブログで紹介するものはオーケストラで演奏されている。
この作品を創作当時のチャイコフスキーは
教え子との結婚に失敗して失意のどん底にあり、
川に入水自殺を遂げて友人に助けられて
精神病院に連れて行かれるなど心を患っていたので
オーケストラの大作を創作することから離れて
療養で欧州旅行に出かけたりしてしていた。
チャイコフスキーが日常的に見たり触れたり
考えたりしたところから創作されているので
作曲家の心情なども伝わってくるものがある。
また『子供のアルバム作品』は、ピアノの小品ながら
オーケストラの準備段階の下絵になるような作品が多い。
ピアノ曲として演奏すると、あまりパッとしない感じでも
オーケストラの演奏で聴いてみると、童話の世界が広がり
ストーリー性があって楽しい作品が多い。
さて、心の中にはどんな魔女が訪れるだろうか。
魔女
魔女
魔女 (歌入り)