今年12月半ばから耳鼻咽喉科で治療を始めてから
自分の身体が少しずつ変化するのがわかった。
母の話によれば、私は生後2か月半を過ぎた頃に
中耳炎を発症して病院に通うことになったという。
その後、扁桃腺炎、中耳炎、外耳炎を13年以上繰り返した。
小学2年生の夏、ラジオ体操に行った日のことだった。
突然、首に痛みを感じて以来、ずっと今日まで
首を回すと違和感を感じてきた。
その頃から肋間神経痛のような症状にも悩まされることがあった。
そして、少し疲れを感じるだけでリンパ腺が腫れてしまい
ひどい時には37度台の熱が出てきてしまって
歯茎もズキズキと痛み始めて、ひどい偏頭痛を起こしていた。
幼少時代は扁桃腺炎で40度近い高熱が出ることが
年に4回ほどあり、常に10日近く休んでいたし
他にも、ウィルス性疾患にかかりやすかったりで
欠席日数が多くて虚弱体質と言われて育った。
大人になってからは、目に見えてどこかが悪いようにもみえないので
なまけ病、不定愁訴、うつ病のように見られていたかもしれない。
最近は、耳鳴り、首の痛み、激しい偏頭痛、めまい、吐き気など
体の中のあちこちで悲鳴をあげていて、朝、起きるのが辛かったりした。
自分に甘えがあるから、こういった症状が出るのかもしれない、
更年期障害なのかもしれない、、と気にしないように努めていた。
今年の夏頃から耳鳴りが激しくなり始め、12月になると
さすがに我慢できないほどの音量になっていたので
やっと耳鼻咽喉科に行く決心をしたようなものだった。
これまで、4ヶ所ほどの耳鼻咽喉科に通っても
難聴、耳鳴りが良くなったことはなかったし悪化していった。
正直なところ、将来は補聴器を使うこともあると考えていたし、
耳が聞こえなくなることがあっても、反対に聞こえるようになるとは
想像ができなかった。
ここ2週間、近所の耳鼻科の治療を受け始めてから
偶然なのか、あれほど頑固に首が凝って痛かったのが
首から痛みが消えて回るようになっていた。
頚椎の異常を感じて、度々、整形外科や接骨院で
治療を行っても、まったく治らなかったのだ。
耳鼻科で治療開始以来、頚椎の痛みが消えて首が回るようになった。
そして、脇や肩甲骨の周辺がズキズキと痛むことがなくなっていた。
顎関節症で頬の筋肉の動きが悪いと思っていたので
口腔内科に通って治療したが治らなかった。
右側の歯茎が腫れて痛いような気がして歯科で
虫歯治療をしたけれども、歯茎の腫れは治らなかった。
これも耳鼻科で治療を始めたら、右顔面の腫れが引いて
歯茎のうずきがなくなった。顎関節症でもなかったらしい。
結局、私は、生後まもなく中耳炎を患って以来、
何らかの細菌がリンパ腺の中に入り込んでしまっていて
身体が疲れると、その細菌が増えては体調を崩すことを
繰り返してきたような気がする。
耳の炎症を繰り返すたびに、ある耳鼻科の先生から
「また来たのか!」と言われて不快な気持ちになってしまい
耳鼻科に行くことが悪いことのように思っていたので
ずっと我慢してあきらめてきた。
でも、考えてみれば、耳の炎症を繰り返してきたのも
常に、その細菌が体内に住み着いているので
何かの加減で、耳以外の場所でも体調不良を
起こしてきたのかもしれない。
口臭、歯茎の痛みなどについて歯科に行くことが多い。
たいがい歯槽膿漏、歯肉炎を考える。
実際に歯肉炎だったりするけれども、
その細菌がどこから来たかと考えてみると、
たとえば、幼少時代に細菌性の病気にかかってしまい
その細菌が取り除かれることなく体内に滞在していて
リンパ腺にダメージを与えたりした結果として、
口の中に食べ物の雑菌や、体内の細菌類が入り込んで
歯肉炎になったりするものかもしれない。
幼少時代に、たいていの子供が中耳炎、鼻炎アレルギー
結膜炎などを経験する。
表面的には治っても細菌は体内に留まっていることが多くて
やがて大人になった時に健康診断上は問題ないのに体調不良が
続いてしまい、うつ病、不定愁訴、更年期障害の診断を受けることが
あるかもしれないが、意外と原因が見つかれば治療できそうに思った。
気力がわかないために心療内科と考えがちでもそうではなく
もしかしたら、私のように細菌類が体内に滞在して
リンパ腺を腫らすことが体調不良になっていることもあるので
首の痛みは整形外科だけではなく、リンパ腺や内分泌系も
診察を受けてみると良いかもしれない。
リンパ腺が腫れた場合は、耳鼻咽喉科で治療が受けられる。